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『あつ森』もはや「新作」レベルの大型アップデート 「怖い」「バツが悪い」の声も

最後に無人島行ったのいつだっけ? ここからが『あつ森』の真骨頂

アップデートと共に訪れる、有料追加コンテンツ『あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス』が島での遊び方を一新する? (C)Nintendo
アップデートと共に訪れる、有料追加コンテンツ『あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス』が島での遊び方を一新する? (C)Nintendo

 2020年に爆発的なヒットを遂げた『あつ森』は、ブームの影響から、ゲーム内に流れるゆっくりしたテンポにそぐわない速度でプレイされてしまった作品でもあるでしょう。 長期間マイペースで楽しむ「どうぶつの森」シリーズと「短期的な集中プレイ」の相性は決して良いわけではありません。

 長いお家時間のお供として世界的に注目を集めた2020年の『あつ森』フィーバーは、プレイヤーの「飽き」を加速させてしまうジレンマと表裏一体でもあったのです。

 最後に『あつ森』をプレイした時期すら覚えていないほど、無人島ライフから一度手が離れてしまったプレイヤーにしてみれば、かつて待ちわびてた新情報もどこか他人事のように聞こえてしまうことも無理はありません。

 そして何より、かつて毎日のように顔を合わせていた島民たちに会うのが「怖い!」

『あつ森』は放置した時間だけ、島が荒廃してゆく仕様になっているのですが……。プレイを長期間放置、雑草だらけの島に今も住んでいるであろう住民たちへ挨拶しに行くことに、バツの悪さを感じる意見も散見できます。

 いずれにせよ、最後に起動してから時間があいたぶん、「今さら『あつ森』をプレイ」することにハードルの高さを感じるファンと、ずっと遊び続けているファンの間で、ゲームへの温度が大きく2分されている現状があります。 

 しかしながら、もとより「どうぶつの森」シリーズは、遊び方を強制しないことに特色を持つゲームでもあったはず。それなら、これ以上の追加要素がないと分かった今、『あつ森』は初めて「どうぶつの森」シリーズとしての本番を迎えた見方もできるのではないでしょうか。

 たとえば「あつ森離れ」の原因は、「SNSとの連動がプレイヤー間での競争を助長させる」ことにも言及されていました。しかし、最終アップデート後は、新要素を巧みに取り入れたレイアウトをいち早く用意したり、時候に沿ったイベントに無理にでも参加したり……。自分と他者とを比較したり、急いだりするようなプレイも減少傾向になるはずです。

 自分ならではのスローライフを見つけるためなら、新しいアップデート内容を、時間をかけて、ひとつずつ吟味することもできるでしょう。

 また、下半期も人気タイトルの新作情報が目白押しの2021年、今は手が空かなくとも、また気まぐれなタイミングを見つけて何の気なしにプレイすることだって『あつ森』は受け入れてくれる懐の深さを持ったゲームです。

 そう考えると、怒涛の解禁情報ラッシュは『あつ森』フィーバーを再燃させるためではなく、「どうぶつの森」本来の楽しみを完成させるための最後の仕上げとしての役割も持たされていたようにも思えます。フィーバーを過ぎた後の『あつ森』に再度向き合うことで、初めて発見できる「どうぶつの森」の魅力はまだまだたくさんあるはずです。

(ふみくん)

【画像】ファンが驚愕した!『あつ森』の最終アップデート(13枚)

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