元祖「三馬鹿」の笑える短編3選。ミッキー・ドナルド・グーフィーにツッコミは不在!
ミッキー・ドナルド・グーフィー、それぞれに人気のあるキャラクターですが、3人集まったアニメ作品は、ボケやギャグが満載のエピソードだらけ。そのなかでも三人三様にはちゃめちゃな作品を3つ紹介します。
愛すべきディズニーの三馬鹿トリオ
ひとりひとりが個性的、3人集まれば何かトラブルが起きる「三馬鹿」は、ディズニーアニメのキャラクターにも存在します。ミッキー、ドナルド、グーフィーの3人が登場する短編アニメは、ツッコミ不在のボケが続くはちゃめちゃエピソードばかり。数ある作品のなかでも、スカッと笑える作品を3つ紹介します。
●ミッキーの移動住宅(1938年)
ミッキー、ドナルド、グーフィーは休暇をのんびり過ごそうとトレーラーハウスで町の外へ出かけようとします。ところが、道中でグーフィーの不注意で車とトレーラーの連結が切り離されてしまい、大騒動に。
ミッキーが器用(?)に調理した料理や、ドナルドの朝支度、感電したグーフィーを通して出来上がるポップコーンなど、三者三様のボケが詰め込まれています。暴走したトレーラーが崖すれすれで走り抜けたり、あわや列車にぶつかりそうになるシーンは2010年代の今観てもハラハラドキドキしする、アクションとギャグが一気に楽しめる作品です。
●ミッキーの大時計(1937年)
時計台の掃除をこの3人に任せたら、トラブルが起きないわけがありません。ミッキーは掃除したい場所で眠るコウノトリがなかなか起きず大苦戦。グーフィーは鐘のなかを掃除している時に限って鐘を鳴らされ、ドナルドはスプリングの挑発に乗ってゼンマイに挟まり、体がチクタク動いて止まらない羽目に。
最後に3人仲良くゼンマイに挟まるまでギャグの天丼が続く同作は、ディズニーファンの間でも人気の高い作品と言われています。
●ミッキーマウス!第6話 「クールにいこう」
誰もがぐったりする猛暑の日、ミッキーたちは涼しく過ごせる場所を探して町中をまわります。冒頭から他人の家のプールでくつろいだり、アイスクリームの入った冷凍庫でアイスを体にこすりつけたり、アイスキャンディーの入ったアイスケースに飛び込んだりとやりたい放題。
2013年からスタートしたテレビシリーズ「ミッキーマウス!」は、初期のやんちゃでいたずら好きなミッキーの性格を前面に押し出したシリーズとなり、3人で登場している作品ではやんちゃさがさらにパワーアップ。ディズニーランドでのキャラクターのイメージとはかなりかけ離れた姿で少々過激な作品ですが、ミッキーマウスが子供向けのものと思っている人にこそ観てほしい作品です。
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リーダーのミッキー、短気なドナルド、のんびり屋のグーフィー。それぞれの出演作品ももちろん面白いのですが、3人揃うと昔からの悪友、親友のような掛け合いもあり、単体作品とはまた違ったコメディとして楽しめます。またこれらの作品が多く作られた1930年から1940年代の時代を考えると、当時からディズニーのアニメーションのクオリティの高さに驚かされます。
今回紹介した3作品は、配信サービス「Disney+」視聴可能です。またディズニー公式YouTubeで一部を観ることができます。気分転換にひと笑いしたい時、ぜひご覧ください。
(マグミクス編集部)
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