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人間だけじゃない! 意外と強い『ジョジョ』のアニマルスタンド使いたち

第3部で大活躍のイギーは砂のスタンド使い

イギーは初登場時と後半で作画が変化していて、だんだん可愛くなっていく。画像はイギーが登場する『ジョジョの奇妙な冒険』第20巻(集英社)
イギーは初登場時と後半で作画が変化していて、だんだん可愛くなっていく。画像はイギーが登場する『ジョジョの奇妙な冒険』第20巻(集英社)

●犬のイギー(スタンド名:ザ・フール)とハヤブサのペットショップ(スタンド名:ホルス神)

 第3部中盤、一行がエジプトにたどり着いたところで助っ人としてやってきたのが「愚者(ザ・フール)」の暗示をもつスタンドの使い手、ボストン・テリア犬の「イギー」。初登場ではポルナレフの顔面に抱きつき髪をむしったうえに屁をこくという気性の荒さと人間を小バカにする態度をみせていました。スタンドの見た目は装飾された犬で、後ろ脚はタイヤになっています。アヴドゥルが「砂のスタンドでシンプルゆえに強い」というとおり、さまざまな形に姿を変え、風に乗れば飛行もできる多彩な能力を見せつけました。

 そんなイギーとサシで戦ったのが、ラスボス・DIOの追手の一員で、ハヤブサのペット・ショップ。「ホルス神」の暗示をもつ氷を操るスタンドの使い手です。本来、人間のいざこざに首を突っ込みたくなかったイギーでしたが、犬好きの少年がペット・ショップに襲われそうになっていたところを助けたために戦うことになります。鋭利な氷を飛ばし、水もすぐに凍らせるペット・ショップにイギーは片方の前足を失う苦戦を強いられますが、機転を利かせて退けました。

 イギーのラストバトルは第3部屈指の泣かせる名場面として有名です。前述のとおり、初対面の際にはポルナレフに舐めた態度をとっていたイギーでしたが、物語終盤でDIOの館で空間を削り取る強力なスタンド使い、ヴァニラ・アイスとの戦闘になった時に、ボロボロになりながらも最後の力を振り絞りスタンドを発現させてポルナレフを救出するのです。

 その後、イギーはポルナレフの無事を確認すると力尽きました。辛くも勝利を収めた後、空を舞う砂煙の中にイギーとアヴドゥルの姿を見たポルナレフは雄叫びをあげ落涙、最終決戦へと歩を進めるのでした。

●ドブネズミ・虫喰い(スタンド名:ラット)

 第4部で杜王町に現れたドブネズミのスタンド使いで、スタンド名を「ラット」といいます。その姿はキャノン砲のような砲身を装備したメカニックなフォルムになっており、その砲身から打ち出される毒矢が生き物に当たると肉が溶けるほか、溶けた肉を固めて煮こごりのようにする能力もあるという恐ろしいスタンドです。

 また、このスタンドの珍しい点は使い手が2匹いるというところ。駆除に来た承太郎と仗助は早々に1匹目のドブネズミを倒しますが、耳がかじられガジガジになっている「虫喰い」と名付けられた2匹目のドブネズミはしたたかにして冷静な強敵でした。

 足跡を追跡してきたふたりをバックトラック(動物が居場所を知られないようにするために足跡をバックで戻る技能)で戦いやすい地形におびき寄せたり、ネズミ捕りの罠をふたりに仕掛けたりと高い知能を見せつけます。そしてスタープラチナの時を止める能力で毒矢をかわす承太郎を、矢を岩に当て跳弾させて命中させるという機転で追い詰めますが、仗助の頭脳プレーで「虫喰い」本体は退治されました。

 他にも、空気を操るスタンド使い手の猫(のちに草と混ざった体になる)、甲羅の中に広い部屋があるという異質なスタンド能力をもつ亀など、『ジョジョの奇妙な冒険』のアニマルスタンド使いはクセが強くトリッキーな能力の強者ぞろい。ちなみにコミックしか読んでいないという方はぜひアニメも観てみてください。「ザ・フールってこんな色なの!?」といった驚きも味わえます。

(南城与右衛門)

【画像】動物スタンド使いたちが登場するのは何巻? 大人気コミックス『ジョジョの奇妙な冒険』(4枚)

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