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『ワールドトリガー』女性隊員のフィニッシュブロー4選。鳥肌級の名場面だらけ!

雨取千佳 決意の一撃に鳥肌!

スナイパーの千佳は「人が撃てない」という弱点を抱えていた。画像は千佳が表紙に描かれる『ワールドトリガー』第22巻(集英社)
スナイパーの千佳は「人が撃てない」という弱点を抱えていた。画像は千佳が表紙に描かれる『ワールドトリガー』第22巻(集英社)

●日浦茜の「誰もが意外だった一撃」

 親の方針で引っ越すため、ボーダーを辞めなければいけなくなった那須隊のスナイパー、日浦茜。今回のランク戦が現メンバー最後になるということで、那須隊長は「これまでの最高だったB級8位を越えよう。今までの一番を獲ろう」と目標を掲げました。そうして臨んだ那須隊、香取隊、諏訪隊のB級中位最終戦ですが……。

 敵味方ともに次々と脱落し、残すは香取葉子隊長、諏訪隊・堤大地、那須玲隊長の3人のみ、近中距離で削り合い、スナイパーの日浦が遠距離から狙うという構図の最終局面になります。最後に残ったのは日浦と堤でした。

 しかし、那須がベイルアウト直前に放ったバイパーと置き弾が生きており、堤めがけて飛んできます。そこで堤は日浦の狙撃とあわせて3方の防御のアイディアとして、身体全体にシールドを張ることでバイパーと置き弾、それとは別にノーマルのシールドで日浦の急所狙いの狙撃を防御するという満点の回答を導き出しました。これを防げば日浦の居場所がばれ、一気に堤の勝機が見えてきます。

 しかし日浦は堤の防御策を看破し、シールド効果の薄い脇腹に狙いを切り替えて見事命中させるのです。堤はトリオン漏出過多のベイルアウトで退場し、那須隊の勝利で終結しました。これにより那須隊は初のB級上位7位でランク戦終了。日浦も声をあげ涙を流して喜びました。

●雨取千佳「最後の最後の隠し弾」

 玉狛第二のスナイパー・雨取千佳は「人が撃てない」と自他ともに認識されていました。人を傷つけたくない、傷つけたことを責められるのが怖いという気持ちが原因でしたが、それでもレッドバレットの習得やメテオラで障害物を破壊するなど、人を傷つけずに戦闘を支援するという方法で玉狛第二にはなくてはならない存在になりました。

 しかし、B級ランク戦最終戦前にヒュースから「実戦で遊真や修が危機に陥れば千佳は撃つはずだ」と言われ、千佳は決意を固めます。そして、いよいよ迎えた最終戦、千佳はハウンド爆撃やレッドバレットで隊を支援しますが、やはりダメージ狙いの狙撃はせず……そのまま最終局面は玉狛第二3人、二宮隊3人の直接対決となります。

 二宮の指揮で辻と犬飼は千佳を落としに行きます。しかし、辻が千佳に向かうと見せかけて修の背後を襲おうと弧月を振り上げたその瞬間、千佳がアイビスを発砲したのです。辻もぬかりなくレッドバレット対策の物理ガレキ盾と、さらに用心のためシールドトリガーも張っていましたが、千佳のアイビスがその両方を貫き、辻を真っ二つにします。その後の修による奇策成功のお膳立てとなりました。

 修はもちろん二宮隊も、千佳にはレッドバレット以外は撃てないと判断していましたが、裏をかいて最後の最後で狙撃。千佳の勝利への意志を込めた一撃は鳥肌もののかっこよさでした。

 今回紹介したフィニッシュブローは、いずれも『ワールドトリガー』作中でも屈指の名場面といえるでしょう。女性ボーダー隊員だけではなく、女性の強敵キャラもいるので、しびれるフィニッシュブローのシーンは今後も増えていきそうです。

(南城与右衛門)

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