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『ドラクエ』嫌すぎな魔物4選 かわいい顔してやることが「トラウマ」レベルのエグさ!

第1作の発売以来、35年も愛され続ける「ドラクエ」シリーズ。人気の理由には鳥山明先生デザインのかわいすぎるモンスターたちの存在があります。ただしやっぱり敵は敵。トラウマになりそうな嫌~な攻撃には思わず「勘弁してくださいよぉ」と泣きが入ってしまうほど。そんな、「ドラクエ」の嫌すぎモンスターをピックアップしました。

プレイヤーを熱くさせる嫌すぎモンスターたち

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(画像はダウンロード版)
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(画像はダウンロード版)

 2021年に35周年を迎えた「ドラクエ」シリーズ。これほど長く愛されてきた理由のひとつには、魅力的な魔物(モンスター)たちの存在が挙げられます。『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』の作者・鳥山明先生のデザインですから、「とにかくかわいい!」というのは誰もが認めるところ。ゲームをスタートして最初に遭遇するスライムのぽよんぽよんした愛らしさを筆頭に、どの子(あえて「子」と言いたくなってしまう)も個性的なかわいさにあふれています。世界中のプレイヤーがきっと、それぞれの「推しモンスター」を心に抱いていることでしょう。

 ただし、戦いとなると話は別。かわいいくせに高い攻撃力や特殊能力を受け、「もう、イヤーーーーッ!」と頭をかきむしりたくなったことは、一度や二度ではないはずです。そんな「ドラクエ」の嫌すぎモンスターを『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が初出のものからピックアップしてみました。(オリジナル版の仕様でご紹介します。リメイク版では設定が変更されているところもあります)

●かわいいくせしてやることが外道な「スライムつむり」

 とんがり帽子のようにも見える貝殻を背負った「スライムつむり」は、ビジュアルも名前の響きも文句なくかわいいのですが、そのかわいさが憎らしく思えてくるほど、やることがエグいモンスターです。スライム一族がゆえHPは低いのですが、硬い貝殻に守られているためか守備力がハンパなく高く、攻撃呪文もほぼ通じないというやっかいな敵。しかも集団で現れて、それぞれが「ラリホー」(眠り攻撃)と「ヒャド」(氷攻撃)をバンバンかけてくるという鬼畜ぶりです。

 気付けば仲間は眠らされて戦力外。HPもどんどん削られていくので回復もしなければいけないし……攻撃と回復をちまちま繰り返し、ぜぇぜぇしながら1匹ずつ減らし、ようやく勝利が見えかけたその瞬間、あろうことかスライムつむりは「ホイミスライム」を呼びよせてHPの回復まで図るのです。もうホント、嫌~~っ!

●パーティの絆さえ壊しかねない「ヘルコンドル」

「ヘルコンドル」は、見た目は単なる大きめのコンドルですが、さすが「ヘル」と名がつくだけあって非道の鳥モンスターです。何が嫌かって、こいつは「バシルーラ」を唱えてくるモンスターの代表格なのです。

 バシルーラとは敵1体をどこかに飛ばしさる呪文です。こちらが唱えれば敵1体を瞬時に戦闘から離脱させられるため心強いのですが、立場が逆ならこれほど困る呪文もありません。「眠り」や「マヒ」などの状態異常はそのうちに直って戦線に復帰できますが、バシルーラで飛ばされた仲間は、戦い中どころか戦いが終わっても帰ってこないのです。頼みの綱の回復系仲間を飛ばされたらもう……涙。

 初めてバシルーラで仲間を飛ばされた時は、どこに行ってしまったのか分からず途方に暮れたものでした。一番近い町から順に探し歩いても見つからず、「もしや今生の別れか!?」と焦り、せめて装備だけでも置いていってほしかった……などと思った自分の浅ましさに嫌気がさすという精神的ダメージも受けました。

 バシルーラで飛ばされる先はアリアハンにある「ルイーダの酒場」だと気付いてからは、仲間が飛ばされるたびに「チッ、仕方ない、迎えにいくか」と腰を上げるのですが、なんとなく「酒飲みながら待ってんじゃねーよ」といった気持ちもわいてきます。ヘルコンドルはパーティ内の空気を不穏にするモンスターでもあるのです。

【画像】ゲームではトラウマ級の嫌さなのに…デザインはかわいい魔物たち(5枚)

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