さくらももこが生んだ『コジコジ』が最強すぎる かわいい見た目で人類滅亡寸前に…?
1997年~1999年に放送されたアニメ『さくらももこ劇場 コジコジ』は、謎の宇宙生命体・コジコジとその仲間たちが繰り広げるファンタジー×ナンセンスギャグ作品です。じつはその愛くるしい見た目に反して、コジコジには最強エピソードがいっぱい! 今回は、コジコジの強キャラ感が著しく現れた3つのエピソードをご紹介しましょう。
「ノストラダムスの予言」をなかったことに
『さくらももこ劇場 コジコジ』は、故・さくらももこ先生により1990年代に連載されたファンタジーギャグマンガ『コジコジ』を原作としたTVアニメです。その主人公にして、謎の宇宙生命体・コジコジは、その愛くるしい姿からは想像もつかない、最強エピソードが数多く描かれています。
たとえばアニメ第35話「ドーデス、かみなりの指導をする」では、かみなりの操縦士を夢見る若者が練習の成果を発揮する展開に。かみなりの国の王様・ドーデスも徹夜で彼の特訓につき合いますが、いざ本番を迎えた時に若者はかみなりの操縦を誤ってしまいます。
街に大きなかみなりが落ちようとしたその時、さっそうと現れたのがコジコジでした。かみなりよりも速いスピードで落雷地点に先回りし、そのままかみなりを受け止めて空へ跳ね返してしまうのです。ちなみにかみなりは落ちずに済むものの、これがコジコジのおかげであることは誰も知りません。
一方、第20話「カメ吉君 お茶断ちをする」では、コジコジによって世界が消えかかったことも……。カメ大明神に“カメ吉君のお茶断ち”をやめさせるよう頼みに来たコジコジは、その先でカメ大明神から「(コジコジが好きと言った)全部とやらを断ってもらおうか」「それができなきゃカメ吉は一生お茶を飲んじゃいけないことにするぞ」と言われてしまいます。
するとコジコジが「じゃあ今から断つよ。さん、はい!」と言った瞬間、突如世界の全てが消えかかる事態に。焦るカメ大明神に対して、コジコジは何食わぬ顔で「もうじき全部消えちゃうよ。空も星もカメ大明神っていう人も」と語ります。コジコジの力に恐れをなしたカメ大明神はすぐさま謝罪し、カメ吉君のお茶断ちも撤回するのでした。
アニメ第88話「ノストラダムスがやってきた!」でも、コジコジの強キャラ感は健在です。予言が当たるノストラダムスから“恐怖の大王がもうすぐやって来る”と聞かされ、パニックに陥るメルヘンの国の住人たち。ところがコジコジが「恐怖の大王なんていないよ」「コジコジは嘘言わないよ」と言っただけで、ノストラダムスの予言が回避されました。
今回紹介した3つのエピソードはYouTube「【公式】コジコジチャンネル」で視聴可能です。
(マグミクス編集部)