【漫画】美人すぎる刑事の正体は「女装男性」 ボス、潜入捜査で犯罪者を摘発!
藤珠ことさんが、“美人すぎる女装刑事”の創作マンガをTwitterで公開しました。実はこの作品は、ご自身が11年も前に描いたマンガの“続編”です。当時の読者にも新規の読者にも注目され、大きな反響を呼んでいます。
11年の時を経て登場人物の“今”を描いた作品

藤珠ことさん(@fujitama_koto)が、“美人すぎる女装刑事”の創作マンガを公開しました。実はこの作品は、2010年に描かれたマンガの続編。藤珠ことさんは、公開の際に『11年前に描いた「美人すぎる女装刑事」という漫画の続編を描こうとしたら世相が変わってた件』という文言をあわせてツイートしています。
作中では、男性ながら女装によって美しい女性にしか見えない刑事の藤堂俊介を中心とした物語が展開。読者からは「11年経ったのか……」「これは本で読みたくなりますね」などのコメントが寄せられています。
作者の藤珠ことさんに、お話を聞きました。
ーー藤珠ことさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
子供の頃からずっと描いてました。現在は会社員ですが、マンガは趣味として今も続けている感じです。
ーー11年前の作品の続編を描こうと考えたのは、何かきっかけがあったのでしょうか。
かなり前に公開した作品なのですが、ありがたいことに未だに続編の要望のコメントが来るんです。当時のキャラクターは今は何してるんだろうなという思いもあり、描くことにしました。

ーータイトルにもある「世相が変わってた」という点について、11年前とはどのような違いを感じ、作品にはどのように反映させましたか?
昔は女装してる人は“オカマ”や“オネェ”など、変わり者のレッテルを貼られていましたが、この11年で価値観が急速に変わり、女装のような自己表現が尊重される世の中に変わりつつあると思います。作品では、そういった新しい価値観の新人と古いキャラの価値観のズレをギャグにしています。
ーー作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。
「懐かしい」「当時読んでいた」と懐かしむ声が多かったのが印象的でした。中学校の頃に読んでたという人もいて、その人はもう大人なんですよね。
ーー本作は読者から好評で、さらに続編の『美人すぎる女装刑事が周囲にモテすぎて目的がよくわからなくなってきた漫画』も公開されました。こちらのストーリーは、どのように生まれましたか?
主人公は見た目が美少女のオッサン刑事ですが、同時にお父さんでもあります。もしお父さんのビジュアルが美少女だったら、父子が普通にやることでも異様な光景になるんじゃないかと思い、ああいったストーリーが生まれました。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
反応が良かったらまた続きを描きたいです。続編の『モテすぎて~』のほうは、『11年前に描いた~』に反応してくれた多くの方のところまではリーチしなかったと感じているので、ほかにアプローチがないか、いろいろ模索していきたいですね。
(マグミクス編集部)