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『ワンピース』連載期間中に始まって完結 伝説の「ジャンプ」マンガ

とうとう100巻を超えた『ONE PIECE』。果たしてこの世界的マンガの連載が開始されてから「週刊少年ジャンプ」ではどんな名作が生まれ、そして完結していったのでしょうか? 『ONE PIECE』の物語の進捗を適宜参照しながら解説します。

『ONE PIECE』連載期間中にヒット作を複数出している「ジャンプ」作家も!

著:尾田栄一郎『ONE PIECE』第1巻(集英社)
著:尾田栄一郎『ONE PIECE』第1巻(集英社)

『ONE PIECE(ワンピース)』(著:尾田栄一郎)の連載が始まったのは1997年7月。

「最近のマンガ」というイメージがあるかもしれませんが、『ONE PIECE』は21世紀以前より連載されている超長寿マンガでもあります。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(著:秋本治)の連載が終了したとき、尾田栄一郎先生は「秋本先生はもう自由なんだ!!! 自由なんだーー!!!」とのコメントを寄せ話題を集めました。『ONE PIECE』が連載開始してからの四半世紀。当然ながら多くの作品が「週刊少年ジャンプ」から生まれては人気を博し、社会現象を呼び、そして最終回を迎えていきました。

『ONE PIECE』連載期間中に、一体どんなマンガが誕生していったのでしょうか。『ONE PIECE』以後の「ジャンプ史」を見ていきます。

●十分長かったはずが…『鬼滅の刃』

 今なお話題を提供し続けている『鬼滅の刃』(著:吾峠呼世晴)ですが、連載期間は2016年2月から2020年5月までの約4年間。『ONE PIECE』をはじめとする「ジャンプ」人気作品らと比べるとどこかあっという間にも思えますが単行本全23巻と本来、十分すぎるほどの超大作です。『鬼滅』が始まったとき『ONE PIECE』では「ゾウ編」の頃……やはり『ONE PIECE』基準で考えるとものすごく最近に思えてなりません。

●メガヒット2発! 『DEATH NOTE』と『バクマン。』

「ジャンプ」の常識をくつがえした異色作『DEATH NOTE』(原作:大場つぐみ、作画:小畑健)もまた連載期間は2003年12月から2006年5月と『ONE PIECE』の連載期間中に完結しています。実写映画化、アニメ化、そして『ONE PIECE』より先にNetflixで実写ドラマが配信されました。

 同じく原作:大場つぐみ、作画:小畑健のコンビが手がけた『バクマン。』も見てみましょう。連載期間は2008年8月から2012年4月の全20巻。こちらもアニメ、舞台、映画とメガヒット作品となりましたが当然ながら『ONE PIECE』期間内作品のひとつです。ちなみに『DEATH NOTE』開始から『バクマン。』終了までの間、ルフィたちは空島へ旅立ったり、スリラーバークへ向かったり、離ればなれになったり、また集合したり、さすがに色々とありました。

●「ジャンプ」の同期作品も…『トリコ』

『ONE PIECE』の1週前に始まった作品、それが『世紀末リーダー伝たけし!』(著:島袋光年)でした。「ジャンプ」における同期といえる存在の島袋先生ですが、『たけし』連載打ち切り後、2008年6月に『トリコ』でカムバックを果たします。『トリコ』は『たけし』を超える長期連載作品となり、アニメも放映され劇場版も公開。そして2016年、約8年にわたる連載に幕を下ろします。単行本にして全43巻という超大作となりました。その後、島袋先生は2020年11月から2021年4月まで『BUILD KING』を連載しています。ほぼ同時期に「ジャンプ」で連載を始めたふたりの超人気作家ですが、同じ「ジャンプ」の枠組みにいながらも全く別のキャリアを積んでいることも実に興味深い点です。

 他にも同様の例だと『NARUTO -ナルト-』(著:岸本斉史)、『BLEACH』(著:久保帯人)『家庭教師ヒットマンREBORN!』(著:天野明)などなどキリがありません。ちなみに『HUNTER×HUNTER』(著:冨樫義博)もまた『ONE PIECE』より後に連載が開始された作品です。

(片野)

【画像】『ワンピース』連載期間中に生まれて終わった人気作

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