『スラムダンク』山王戦の名セリフ4選。心ゆさぶる場面の「映像化」熱望の声
2022年秋のアニメ映画化が発表された名作マンガ『SLAM DUNK』。2021年8月には映画公式サイトなどでティザームービーやビジュアルが公開されました。その内容からファンが待望する原作のクライマックス「山王戦」が描かれるのでは? と、大きな注目を集めています。山王戦で飛び出した名セリフ、名シーンを紹介します。
ユニフォームが赤、花道が坊主頭ということは…?
アニメ映画化が発表され、再び注目を集めるバスケットボールマンガの名作『SLAM DUNK』ですが、公開されたティザービジュアルでは、湘北メンバー5人が円陣を組んでいること、ユニフォームが「赤」であること、そして主人公・桜木花道が坊主頭だったことなどから、ファンの間で「山王戦やるの?」「ヤマオーきた!!」などと推測されて話題になっています。
山王戦とは、主人公・桜木花道ら湘北高校がインターハイ2回戦で当たった秋田の絶対王者・山王工業高校との試合のこと。原作のクライマックスであり、インターハイ前で終わったTVアニメ版では描かれていませんが、名場面が満載のエピソードとしてファンに愛されています。
今回は、『SLAM DUNK』の名試合「山王戦」で生まれた名セリフ、名シーンを4つ紹介します。
●「オレは今なんだよ!」
山王戦後半でルーズボールを追いかけ、机にダイブして背中を負傷した桜木花道。その後、気合いで痛みを我慢していましたが、ついに倒れた花道に安西先生が「異変には気づいていたが、試合の中でどんどん良くなる君のプレイを見ていたかった」「あと少しで一生後悔するところでした」と声をかけ、花道をベンチに下げようとします。
マネージャーの彩子からも「もしかしたら選手生命に関わるかもしれない」とまで言われましたが、花道は「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か?俺は…俺は今なんだよ!」と、試合に出続ける強い意思を感じる名セリフを放ちました。
ちなみに、山王戦で飛び出した花道の名セリフに、もうひとつファンの思い入れの強いシーンがあります。背中の痛みで意識が朦朧とするなか、第1話で意中のヒロイン・赤木晴子から言われた「バスケットはお好きですか?」という言葉を思い出し「大好きです。今度は嘘じゃないっす」と本人を前に答えるのです。
花道は第1話ではバスケが嫌いにも関わらず、晴子にひと目ぼれして「大好きです。スポーツマンですから」と嘘をついていました。物語冒頭ではスポーツとはまるで縁がない花道でしたが、いつのまにか湘北の中心選手として活躍する本物の「バスケットマン」になっていたことを改めて感じさせる名シーンでした。