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『鬼滅の刃』炭治郎は意外と嫌われている!? 嫌悪、嫉妬、怒り、不信、邪魔者、悪意…

『鬼滅の刃』の炭治郎は心優しくて真面目な優等生キャラですが、ちょっとした勘違いや行き違い、考え方の違いで嫌われてしまうこともあります。炭治郎に対する嫌悪や嫉妬、怒り、不信、邪魔者、悪意などが見られる5人の柱+αをご紹介します。

炭治郎は優等生キャラだけど…柱には嫌われがち?

TVアニメ『鬼滅の刃』キービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
TVアニメ『鬼滅の刃』キービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』の炭治郎は心優しくて真面目な少年です。地道に努力し、苦労をいとわず目標に向かって進みますし、弱いものに手を差し伸べ、どんな相手にも臆することなく立ち向かう強さも持っています。

 しかし、そんな優等生キャラの炭治郎でも、嫌われることはあります。原因は、ちょっとした勘違いや行き違い、考え方の違いであったり、炭治郎の「超」が付くほど天然な性格のせいであったり……。

 柱たちとも親しく、認められているように見える炭治郎。この記事では、実は意外と嫌われていたのではないかと思ってしまう、嫌悪、嫉妬、怒り、不信、邪魔者、悪意の見られる5人の柱+αをご紹介します。

※この記事には、まだアニメ化されていないシーンについての記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

●風柱・不死川実弥の場合

 炭治郎をもっとも嫌っているのは、風柱・不死川実弥でしょう。ただ、実弥の場合、炭治郎も彼のことを良くは思っておらず、お互いに相容れない関係であると言えます。

 実弥は鬼化した母親を自分の手で殺してしまったという過去を持つため、鬼に対する憎悪が柱のなかでも特に強いのです。そのため、鬼になった禰豆子のことも、彼女を連れている炭治郎のことも許せず、柱合裁判では箱ごと禰豆子を刺して傷つけたうえで自分の血を見せつけ、禰豆子が人を喰らおうとすることを証明しようとするほどでした。

 お館様・産屋敷耀哉が禰豆子の存在を許しても実弥の気持ちは収まらず、炭治郎も同じように、この柱合裁判の時のことはずっと許せなかったようです。鬼の始祖・鬼舞辻無惨との最終決戦を控えた柱訓練の際も、実弥が「調子乗んなよォ 俺はテメェを認めてねえからなァ」と炭治郎にすごんでも、炭治郎は「全然大丈夫です! 俺も貴方を認めてないので! 禰豆子刺したんで!」とキリっとした笑顔で答えています。

 さらにその柱稽古では玄弥のことで実弥と炭治郎は乱闘騒ぎを起こし、上から風柱との修業の中断と、接近禁止を命じられてしまうのでした……。

●蛇柱・伊黒小芭内の場合

 蛇柱・伊黒小芭内の場合は、炭治郎が一方的に嫌われています。

 伊黒は下半身が蛇の姿をした鬼が支配する一族に生まれ、いけにえにするために育てられました。必死の思いで座敷牢から脱走し、当時の炎柱・煉獄槇寿郎(れんごく・しんじゅろう)に救われ、鬼殺隊で柱にまで上り詰めたのです。しかし、蛇鬼のおこぼれで贅沢な生活を送っていた一族の出身であることや、彼が脱走したことで親族約50人が殺されたことが心の傷になっていました。そのため「自分の血は汚れている」と考えるようになり、実弥と並んで鬼に対して強い憎悪を抱いています。そんな伊黒ですから、初対面である柱合裁判から炭治郎に対しては非情で厳しい態度でした。

 しかし、彼が炭治郎への敵意を大きくしたのは、別の理由から……。

 伊黒は恋柱・甘露寺蜜璃に対して好意を抱き、文通したり、靴下を送ったりしていたため、蜜璃と仲の良い炭治郎が許せなかったのです。分かりやすく、「嫉妬」です。

 炭治郎が柱稽古に行った際も、伊黒からは嫉妬のどす黒いオーラがあふれ出ており、鈍感な炭治郎ですら、「しょっぱなから とてつもなく きらわれている!!」と気付くほど。課題をクリアしても、「じゃあなさっさと死ねゴミカス なれなれしく甘露寺と喋るな」と言われ、炭治郎は「最後まで嫌われていて悲しかった」と心の中でつぶやいていました。ただ、鈍感すぎて、炭治郎は最後まで、なぜ嫌われたのかは分からなかったようです。

●水柱・冨岡義勇の場合

 炭治郎に一方的に怒っていたのは、水柱・冨岡義勇です。

 義勇は、炭治郎と禰豆子の命の恩人であり、同じ育手、元水柱・鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)に師事した兄弟弟子でもあります。

 柱合裁判では、鱗滝左近次と並んで命を賭して炭治郎と禰豆子を守り、那田蜘蛛山でも下弦の伍・累(るい)を倒して炭治郎を救いました。

 しかし、そんな義勇に柱稽古への参加をお願いしに行った際、炭治郎は「じんわり怒っている匂い」に気付きます。義勇はずっと、自分の力で鬼殺隊の最終選別を突破したわけではないという負い目を感じており、自分は水柱にふさわしくないと思っていました。そのため、炭治郎が「水の呼吸」を極めなかったことを怒っていたのです。

 ここからが炭治郎の本領発揮で、「超」天然の炭治郎は義勇に昼夜問わずつきまとい、ひたすら話しかけ、ついに彼がなぜ負い目を感じているのか理由を聞き出します。その後、炭治郎の言葉によって、かつて親友とした大切な約束を思い出した義勇は、柱稽古への参加を決めたのでした。炭治郎との心の距離もそばの早食い競争で縮まった……かもしれません。

●岩柱・悲鳴嶼行冥の場合

 炭治郎のことを信用していなかったのは、岩柱・悲鳴嶼行冥です。

 かつて行冥は、寺で身寄りのない子供たちの世話をしていましたが、そのなかのひとりの少年の裏切りで、最年少の少女ひとりを残して全員が鬼に殺されました。少女を守るため、必死で鬼と戦った行冥でしたが、少女の証言が誤解されたせいで殺人犯として投獄されてしまったのです。

 この経験から彼は、「子供というのは純粋無垢で弱く すぐ嘘をつき 残酷なことを平気でする我欲の塊だ」と、子供の持つ負の部分について考えるようになり、疑り深くなってしまったといいます。柱稽古で彼の課した課題をやり遂げた炭治郎に、「君のことももちろん疑っていた」と告白し、「しかし君は逃げず 目を逸らさず 嘘をつかず 素直でひたむきだった」と評価して、「君は特別な子供」と認めたのです。行冥の大きな手で頭をなでられ、うれしそうに笑う炭治郎。行冥もまた、かつて自分が命を救い、労って欲しいと願った少女の頭をなでた時のことを思い出していました……。

●霞柱・時透無一郎の場合

 炭治郎のことをごく自然に邪魔者として排除したのは、霞柱・時透無一郎です。

 かつて鬼に襲われ、記憶障害を患っている無一郎は、無駄や面倒なことが嫌いで、任務のためには冷酷であってもよしと考えるところがありました。刀鍛冶の里では、戦闘用からくり人形「縁壱零式(よりいちぜろしき)」をめぐって少年・小鉄とやりあっていたところに加わった炭治郎の話をくだらないと一蹴し、手刀で気絶させたのです。縁壱零式での修業を終えた無一郎は、自分の折れた刀を「それ処分しといて」と、炭治郎に投げつけましたが、その言動は悪意の匂いが感じられるものではなく、それがかえって炭治郎をモヤモヤさせるのでした……。

 無一郎からは悪意を感じない炭治郎でしたが、炭治郎に対して悪意をむき出しにしていたのが、無一郎の鎹鴉(かすがいがらす)の銀子です。

 銀子は、無一郎をでき愛するあまり、炭治郎と小鉄に「アノ子は天才ナノヨ!! アンタ達トハ 次元ガ違ウノヨ」などと言い放ち、炭治郎を落ち込ませるほど……。「あの鴉は全力で悪意あるな… すごい下に見てる俺を」と、最後まで炭治郎に対して態度を崩しませんでした。

* * *

 その他、刀鍛冶の鋼鐵塚さんや上弦の肆・半天狗との戦いで共闘する以前の不死川玄弥も炭治郎を嫌っていた様子が見られますね。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

(山田晃子)

【画像】炭治郎のことが「嫌い」な柱たち(4枚)

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