声優・浦尾岳大さんが語る、『零次元アイドル』枕野音鶴のつかみきれない魅力とは?
霊体となったアイドルたちが現世復帰するためにトップを目指す『零次元アイドル』で、枕野音鶴役を務める声優・浦尾岳大さんにインタビュー。『零次元アイドル』の企画や作中の所属ユニットについて、また自身が声優になったきっかけや今後の夢についても語ってもらいました。
「まだわからないことが多い」自分たちも今後が楽しみ
プロダクションI.Gとノワが手掛けるキャラクターアイドルプロジェクト『零次元アイドル』は、2021年6月に開催されたイベント「零次祭」でお披露目されて以来、生配信やボイスドラマCDの発売、楽曲のレコーディングなど、活動がますます本格化しています。
『零次元アイドル』の舞台は近未来の日本。「炎舞」「氷雨」「琥月」という3つのアイドルグループが世間を賑わせていますが、各グループで活躍する11人は「零次元」から来たアイドルで、現世に蘇るためにトップアイドルを目指している……という設定です。
今回は「氷雨」のリーダー・枕野音鶴(まくらの・ねづる)役をつとめる声優の浦尾岳大さんに、零次元アイドルの魅力やグループの特徴、収録した楽曲などについて語っていただきました。
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――まず、浦尾岳大さん自身が、声優になりたいと思ったきっかけについて教えて下さい。
浦尾岳大(以下、浦尾) 小学生の時にアニメを見ていて、キャラクターの声まねをして遊んでいたのですが、ある時「その声は声優さんという職業の人が当てているんだよ」と親から教えられたんです。それまではキャラが本当に存在して声を出していると思っていたので驚きましたし、声優という仕事は楽しそうだなと思いました。
その後大学に通うようになって、特にやりたいこともなかった時に、昔声優に興味を持っていたことを思い出して、目指すようになりました。
――参加されている『零次元アイドル』プロジェクトについて、どのような面白さや魅力を感じていますか?
浦尾 まず、自分たちが生き返るためにトップアイドルを目指す「霊体アイドル」という設定は、よく考えたなと思いますね(笑)いろんなタイプの男性アイドルアニメがたくさんあるなかで、「まだこんなに新しい切り口があったのか」と驚きました。
僕たちも演じているキャラクターについて、公式で発表されていることしか知らない状態なので、今後の掘り下げが楽しみです。
――「氷雨」というグループの特徴や印象などを教えてください。
浦尾 まずキャラクターがみんなカッコイイと思いました。3つのグループのなかでも、氷雨が一番正統派のアイドルだと思いますね。
公式で出ている和装のキービジュアルがとてもかっこよくて好きです。「和」のイメージが基本ですが、今後は洋装も見てみたいです。
――枕野音鶴を演じるにあたって、工夫されていること、意識していることについて教えて下さい。また、浦尾さん自身と音鶴が似ていると思う部分はありますか?
浦尾 やはり先ほど述べたように、まだまだ分からないことが多いので、今は音鶴を疑わずに堂々と「ザ・アイドル」な彼を演じることを大事にしています。
音鶴は氷雨のリーダーですが、自分はみんなをぐいぐい引っ張るリーダータイプではないので。でも他のメンバーのキャストとはほぼ初対面だったのにすぐLINEグループを作って仲良くできているので、そういう空気を作れたのはよかったです。