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『FF』壮大すぎる「技」エフェクト3選 カッコいいが「長い」「トイレ休憩?」

戦闘シーンを彩る技や魔法のエフェクトは、RPGの持つ大きな見せ場のひとつ。派手で壮大な技エフェクトは、バトルシーンをより白熱したモノに演出してくれます。しかし、なかには「やりすぎ」に思えるモノも……? この記事では、「ファイナルファンタジー」シリーズでバトルを盛り上げすぎた、長く壮大な技を3つご紹介します。

何回も見せられるのはツライ、壮大な演出

『PS one Books ファイナルファンタジーVIIインターナショナル』 (スクウェア・エニックス)
『PS one Books ファイナルファンタジーVIIインターナショナル』 (スクウェア・エニックス)

 RPGのバトル時に放たれる技や呪文のエフェクトは、ゲームハードの発展、ソフトの大容量化と共に、より壮大に、より派手に進化してきました。

 RPGにもタイトルはさまざまありますが、JRPGの金字塔「ファイナルファンタジー」(以下、FF)シリーズは、その最たる例でしょう。

 新しいタイトルが発表されるたび、グラフィックの向上に注目が集まる『FF』のバトルシーンは、いまやハリウッド映画に劣らぬ迫力です。

しかし、3Dの時代に入り、シリーズの戦闘シーンを彩ってきた技のなかには、壮大すぎて、「ひとつの技」のエフェクトとは思えない長さのムービーが流れるものもあります。この記事では、3D時代の『FF』に登場し、「バトルを盛り上げすぎた」技をご紹介します。

 まず、本テーマを扱うにあたり避けて通れない技と言えば、PlayStation用ソフト『ファイナルファンタジーVIIインターナショナル』(以下、FF VII)のラスボス、「セフィロス」が放つ「スーパーノヴァ」でしょう。

 銀河の彼方から呼び寄せた彗星が太陽系の惑星を次々と破壊しながら太陽に一直線に突っ込み、宇宙規模の大爆発を巻き起こす大技には約2分のムービーが用意されています。

 人知を超えたスケールに、初見は震えてしまいますが、一度の戦闘で複数回、このシーンを見ることも多々あり、カットすることもできません。技が発動してから太陽が地球を飲み込むまでの間に、トイレを済ませるプレイヤーも少なからず存在したようです。

 つづいて、召喚獣(幻獣)。「メガフレア」を吐く「バハムート」に「斬鉄剣」で敵全体を真っぷたつにする「オーディン」、津波を起こして敵を流し込む「リヴァイアサン」。 『FF』を象徴するアイコンとも呼べる存在となった召喚獣も、『FF VII』よりド派手な演出がされるようになりました。

 なかでも、召喚魔法「アルティメットエンド」で呼び出せる「ナイツオブラウンド」は、その長い演出が、今なおファンの間で語り継がれる召喚獣です。円卓の騎士をモチーフにした13人の騎士たちが次々に敵に攻撃を叩き込むムービーは「壮観」のひと言ですが、全体で1分半以上に及びます。シリーズでもトップの高火力を誇るものの、通常戦闘よりもバトルが長引いてしまうことから、徐々に活躍の機会が少なくなるジレンマを抱えた召喚獣でもあります。

 また、『FF VII』には「Wしょうかん」と呼ばれる「マテリア(装備アイテム)」も存在します。その名の通り、1回の行動で召喚魔法を2回使えるようになるのですが……「ナイツオブラウンド」と組み合わせることで演出時間は3分を超過。攻撃が終わるまでの間にカップめんが作れてしまいます。

【画像】グラフィックは映画を超える?「FF」シリーズ作品

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