【漫画】非リア男が刺された！？ 「余地夢」が引き起こす展開、予想の斜め上
24歳・無職の男は、彼女いない歴＝年齢の“非”リア充男。失敗した時のことばかり考えて一歩を踏み出せないネガティブ思考の持ち主で、ひそかに憧れる女の子にも行動を起こせません。ある日、街でナイフを持った男に遭遇し……？ 福地翼さんのマンガが意外な展開の連続！
ネガティブな未来しか想像できない男が、夢で見たものとは？
24歳・無職のユメヲは、彼女いない歴＝年齢の“非”リア充男。リア充になりたいけれど、失敗した時のことばかり考えて一歩を踏み出せないネガティブ思考の持ち主で、ひそかに憧れる妹のバイト先の先輩・ユカリちゃんにも行動を起こせません。ある日、街でナイフを持った男に遭遇し……？
福地翼さん（@fukuchi_tsubasa）による創作マンガ『ネガティブなお兄ちゃん』がTwitterで公開されました。本作は単行本『サイケまたしても』の3巻に『ネガティブレイン』というタイトルで収録された読み切り作品。ネガティブな男が悩みながらも変わろうとする姿が描かれていますが、物語は意外な結末を迎えます。
読者からは「好き」「切ない」「まさかの展開」「想像の斜め上を何度も体験できて面白かった」「いいお兄さん」「妹がかわいい」などの声があがりました。
作者の福地翼さんに、お話を聞きました。
ーー『ネガティブなお兄ちゃん』のお話はどのようにして生まれましたか？
もともと小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の編集者さんから「読み切り描きませんか？」とご依頼をいただき描いた作品です。初めての青年誌だったので、少し大人向けの作品を意識して描きました。
担当者さんとの打ち合わせのなかで、少年誌と青年誌の違いについて「少年誌はいかに天井を打ち破るか、青年誌は打ち破れない天井のなかでいかにもがくかだよ」と教えていただき、じゃあスーパーヒーローの主人公ではなく、自分と同じ悩みを抱えた等身大の主人公にしようと思い、ネガティブ思考に悩む青年にしました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
ユメヲのネガティブ思考に共感したという声をいただいてうれしかったです。ユメヲは昔の僕自身がモデルなのですが、当時めちゃくちゃネガティブで本当に生きづらい毎日でした。なのでこういう考え方をしてるのが自分だけじゃなかったんだとホッとしました。
あとはどんでん返しものが好きなので、そういうところもちゃんと楽しんでいただけたのはうれしかったです。
ーー単行本『サイケまたしても』全15巻が発売中です。お話のあらすじや見どころなどをご紹介いただけますか？
『サイケまたしても』は、ある日突然「1日をやり直せる能力」を手に入れた中学生のサイケが、同じようにいろいろな能力を持った能力者と戦っていくという物語です。
1日をやり直すにはある特定の池で溺死しなくてはいけないのですが、最初は溺れることに恐怖していたサイケが、次第に正義という大義名分のもと、タガを外し少しずつおかしくなっていくところに注目していただけるとうれしいです。あとは氷頭（ひず）くんっていうキャラが出てくるんですが、彼にも注目です（笑）。
ーー現在のご活動内容や、今後の活動のご予定などについて教えて下さい。
現在は次回作に向けて準備中です。また読み切りなど他のお仕事についても順次お知らせしていけると思いますので、そちらも楽しみにしていただけると幸いです。
（マグミクス編集部）
