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【漫画】結婚して初めてのクリスマスにケンカした夫婦 仲直りの方法が「素敵」と反響

虹走さんが妻のUさんと結婚して間もないクリスマスの日のこと。ふたりはささいなことでケンカしてしまいました。虹走さんがどうしたらいいのか悩んでいると、お店である物が目に入り……。「いい夫婦」の日に公開されたマンガが反響を呼んでいます。

ささいなことでケンカ うまくいかない夫婦の心をつないだものとは?

クリスマスにケンカしてしまったふたり(虹走さん提供)
クリスマスにケンカしてしまったふたり(虹走さん提供)

 虹走さん(@nijibashiri)が妻のUさんと結婚して間もないクリスマスの日のこと。ふたりはささいなことでケンカしてしまいました。Uさんは機嫌が悪くなると一切の感情と言葉を出さなくなります。仕事帰りの虹走さんがどうしたらいいのか悩んでいると、お店である物が目に入りました。うまくいっていなかった夫婦を助けたのは……?

 この時のエピソード『ボクとUさんとクマさんと』が、11月22日の「いい夫婦の日」にTwitterで公開されました。「自分たちがいい夫婦かどうか分かりません」というコメントがつけられたエピソードに、読者から「いい話」「素敵な関係」「間違いなくいい夫婦」「分かろうと歩み寄って分かり合えた時がとてもうれしい」「虹走先生とUさんのように素敵な夫婦を目指したい」などの声があがりました。

 作者の虹走さんに、お話を聞きました。

ーー今回、『ボクとUさんとクマさんと』のエピソードを公開しようと思ったきっかけはありましたか?

 このお話は元々2020年のクリスマスに公開したマンガでした。クリスマスが来るたびに夫婦としてうまくいっていなかった時を思い出し、今の仲良く過ごせている時間を再確認させてもらっています。なのでクリスマスに公開したマンガではありましたが、「いい夫婦の日」にも読んでもらいたいな! と思ったことがきっかけでした。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「このクマが間に立つことで、心と心をつなぐ電話みたいになったわけですね。なんだかじんわりしてきます」という声です。

 ボクや妻もクマがいることで話しやすいきっかけを得たとは思っていましたが、「心と心をつなぐ電話」というフレーズにとてもグッときました。あの頃のボクは自分の心で精いっぱいで、相手のことを思いやる気持ちがどこか欠けていたんだと思います。

ーー今でもクマさんを通して奥様とコミュニケーションをとることはありますか?

 今でもクマさんはボクたちにとって大切な存在です。眠る時は一緒に布団に入り、何かなくても「クマさんが今日は機嫌良さそう!」とどちらかが言えば、それだけで楽しくなれます。あとは、今回のマンガの内容のように伝えづらい感情などもクマに代弁してもらったりしますね。

ーー奥様と仲良く過ごすために、虹走さんが現在心がけていることがあれば教えて下さい。

 とにかく何かなくても「かわいいね」とか言うようにしています。妻はそれに対して恥ずかしがっているような、むくれてしまったような反応をします。

 たぶんボクたちは会話をしなくても生活はできるんだと思います。お互いに今の家の中で自分の役割というか、やり方がルーティン化しているところもあるので、黙っていても生活ができます。でもそれは夫婦じゃなくても、赤の他人であってもできるようなことです。それは寂しい。

 なので何もなくても何かしら声をかけて反応をもらうようにしています。それが夫婦であればより楽しくなれるようなことにつながっていくんじゃないかと感じています。

『ボクと壊された初恋 ゲームに、女子に、チャットに夢中だったあの頃』単行本全2巻が発売中(KADOKAWA)
『ボクと壊された初恋 ゲームに、女子に、チャットに夢中だったあの頃』単行本全2巻が発売中(KADOKAWA)

ーー単行本『ボクと壊された初恋 ゲームに、女子に、チャットに夢中だったあの頃』全2巻が発売中です。こちらも奥様とのエピソードが描かれているとのことですが、お話の内容や見どころなどをご紹介いただけますか?

 2018年から2019年にかけて1年2か月ほどの期間、毎日Twitterにて更新し続けてきたマンガです。ボクが小学生の頃に出会った女の子に恋をして、その恋が壊されてしまうまでの話を描きました。

 その話のなかで、高校生のボクは現在の妻であるUさんに出会い、いろいろな出来事に出会っていきました。当時の経験があったからこそ、今のボクがいるのだと思います。そんな大切なお話ですね。

ーーTwitterで精力的にマンガを公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか?

 ボクはあまり人と会話するのが得意ではありません。自分の気持ちを声に出すのが精いっぱいで、言いたいことは言えず、いらないことは言ってしまう。そんなボクにとってマンガは自分のペースで自分の話をできるのでとても楽しいです。

 しかもそんなボクの話を見てくれて面白いと言ってくださるフォロワーさんたちがいる。やはり毎日描いていくなかで、誰かの反応があるというのは何よりも原動力になりますね。

(マグミクス編集部)

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