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『機動戦士ガンダム』35話「ソロモン攻略戦」 戦場を「光」で切り裂いた連邦軍の新兵器

1979年12月1日は『機動戦士ガンダム』の第35話「ソロモン攻略戦」が放送された日です。宇宙要塞ソロモンを攻略しようとする地球連邦軍に対し、ジオン側は足並みがそろわない状況で戦いを迎えます。両軍一歩も引かぬ戦いのなか、ドズル・ザビの娘ミネバはソロモンを脱出し、地球連邦軍の秘密兵器ソーラー・システムが発動します。

「ドムの10機も回さんのか!」

「ソロモン攻略戦」と前後のエピソードを収録した「機動戦士ガンダムDVD-BOX 2」(バンダイビジュアル)
「ソロモン攻略戦」と前後のエピソードを収録した「機動戦士ガンダムDVD-BOX 2」(バンダイビジュアル)

 42年前の1979年12月1日は『機動戦士ガンダム』の第35話「ソロモン攻略戦」が放送された日です。コンスコン機動艦隊を撃滅し、傷も癒えぬままサイド6を後にしたホワイトベース隊は地球連邦軍第3艦隊と合流します。旗艦レナウンへとあいさつに向かったブライトの前に姿を現したのは、かつてルナツーで奇縁のあるワッケインでした。ワッケインはブライトをひと目見るなり「貴様もいっぱしの指揮官面になってきた」と、激戦を潜り抜けてきたことを見抜きます。

 ワッケインはブライトに次の目標が宇宙要塞ソロモン攻略であることを伝え、第3艦隊に合流しソロモン攻略の先鋒となるよう命じます。アムロが完全にオーバーワークであることなど不安を訴えるブライトをワッケインは激励しますが、いったん動き出した軍にとっては、すでに個人の事情を顧みる余裕も理由も、どこにも残っていなかったのでしょう。

 一方、宇宙に上がってから数多くの強敵をせん滅してきたアムロ・レイは疲労の色を隠せず、ガンダムも不調に陥っていました。幼馴染のフラウ・ボゥとの関係もすきま風が吹き始めるなか、皆が生き残るために黙々と整備を続けるアムロでしたが、さらなる死闘は目前に迫っていたのです。

 しかし迎え撃つジオン側も決して良好とはいえない状況ではありませんでした。ドズル・ザビは兄ギレン・ザビから送られてきた戦力が試作モビルアーマー、ビグ・ザム1機のみだったことに怒りを隠さず「ドムの10機も回さんのか!」と不満を露にします。すでにこのときジオンの戦力は払底しつつあり、兵士の練度も開戦序盤に比べれば大きく低下。対する地球連邦軍はモビルスーツ戦の経験こそ少ないものの、戦闘機乗りや戦車乗り、歩兵としてジオン軍との戦いを生き残ったベテラン兵士が戦列を埋めており、彼我の戦力差は数字以上に開きつつあったのです。

 作中では初の大規模宇宙戦となるソロモン攻略戦は、まず突撃艇パブリクによるビームかく乱膜の拡散から始まりました。勇敢に突撃するパブリクが次々と撃墜されていくなか、攪乱膜の形成に成功。各艦は突撃しつつ、この日のために用意された量産型モビルスーツRGM-79 ジムと、これが初登場となる戦闘用ポッドRB-79ボールを戦場へと送り出しました。

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