『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』アクションシーン3選 見所は「感動」だけじゃない!
「金曜ロードショー」でも放送され、お茶の間を感動の渦に巻き込んだアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。涙なしでは見られない感動的な物語が人気を集めました。同作の見どころはそのストーリー性だけではありません。記事では、見応えあるアクションシーンを3つピックアップして、同作のさらなる魅力を紹介します。
ハイヒールなのに…鉄橋を駆け抜ける意外な身体能力に驚き!?
京都アニメーション制作の大ヒットアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。劇場版も公開され、美しすぎる作画や、涙なしでは見られない感動的なストーリーが高い人気を集めました。
ほかにも、個性あふれるキャラクターなどさまざまな見どころがありますが、この記事では、映像美を活かしたアクションシーンに注目。かつて軍人として戦ったヴァイオレットを中心に、躍動感あふれるシーンを3つ選んでご紹介します。
●アニメ第8話:殺戮マシーンと化すヴァイオレット
アニメ第8話で、ギルベルト少佐の武器として戦うヴァイオレットによる、圧倒的すぎる戦闘シーンを紹介します。
ギルベルト少佐は上官の命令で仕方なくヴァイオレットを戦場に送りこみます。その前線は、味方の軍勢が3万人に対して敵は倍の6万人と劣勢……。戦線崩壊の可能性がある戦場に、少佐とヴァイオレットが襲撃しに行くのです。
夜襲をかけるとヴァイオレットは先陣を切って飛び出し、見張りの兵を音もなく喉を掻き切って倒すと、次々と兵を無力化していきます。
炎で燃える森に囲まれた戦場で、ナイフや拳銃を駆使しながら、回し蹴りやプロレスのフランケンシュタイナーのような体術で敵を倒す姿は圧倒的。一方で、そんな“殺戮マシーン”と化すヴァイオレットを複雑そうな目で見つめるギルベルト少佐も印象的なシーンです。
●アニメ第11話:勇敢すぎる登場を見せたヴァイオレット
アニメ第11話で、高い身体能力を活かしてヒーローのような登場を見せたヴァイオレットのアクションシーンを紹介します。
物語冒頭、C.H郵便社に元敵国・クトリガル国メナス基地の兵士から代筆の依頼が届きます。社長のホッジンズは「この国、最近内戦が起きているんだよ」「危険すぎる」と依頼を断ろうとします。しかしヴァイオレットは、戦場にいる依頼主のもとへ向かうのです。
依頼主の兵士の名前はエイダン。恋人・マリアに手紙を書きたいというものでした。エイダンは雪が降る山中で行軍していたところ、反乱を起こした敵に囲まれ、スナイパーに狙撃されて重傷を負ってしまいます。
その時、突如空からヴァイオレットが降ってくるのです。飛行機から飛び降り、前傾姿勢でかっこよく滑空。一度はパラシュートを開いて降下速度を落としつつも、途中から切り離して、身ひとつで着地します。その登場シーンは、映像美も伴って圧巻のひと言。着地後すぐさま、エイダンを殺そうとする反乱者たちを一瞬にして倒してしまい、退却させます。ヴァイオレットの身体能力の高さを改めて実感するアクションシーンでした。
●アニメ第13話:ハイヒールなのに…高すぎる身体能力
最後に紹介するのはC.H郵便社の配達員・ベネディクトのアクションシーン。ベネディクトは、面倒見のいい兄貴分的イケメンですが、なぜかいつもハイヒールを履いている特徴的なキャラクターです。
アニメ最終話となる第13話は、元敵国の残党による攻撃を防ごうとヴァイオレットが乗った列車で戦闘が起きます。敵の狙いは「グランデッツァ大鉄橋」の破壊。破壊された場合、平和の象徴として建設された南北縦断鉄道は当分使用不能となってしまいます。
大鉄橋に仕掛けられた爆弾を壊そうと、列車に乗り合わせたベネディクトがハイヒールで鉄橋を駆け抜け、ヒール部分を活用した跳び蹴りでぶっ壊します。さらに、鉄橋から落ちそうになったヴァイオレットまで助ける身体能力の高さを、最終話にして披露。その意外性に、最後の最後に驚いてしまった名シーンでした。
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以上、アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の見応えあるアクションシーンを3つ選んで紹介しました。軍人時代のヴァイオレットの戦闘など、まだまだ紹介したいシーンは存在します。皆さんの心に残っているアクションシーンは何ですか?
(中島憲太郎)