40代コロコロ中年、「グラスホッパー」改造が果てしない世界へ。大人のRCカーライフ(15)
RCカー専用サーキットでの走行で破損した「ホットショット」のパーツがまったく手に入らないので、サブマシンだったグラスホッパーをメインに据えることにしました。グラスホッパーは普通に走らせるだけですぐにひっくり返ってしまうので、色々と手を加えることにしたのですが……?
グラスホッパーの改造開始

40代になって2台のRCカー「ホットショット」「グラスホッパー」を手に入れ、サーキット走行を満喫していた筆者ですが、破損した「ホットショット」のパーツを注文して2か月弱。なかなか入手が難しいようなので、「グラスホッパー」をメイン機に据えて、改造を進めることにしました。他の方が手を入れた改造グラスホッパーを参考に、少しずつ手を入れていくプランです。
いつものように「新北総サーキット」にお邪魔して、サーキットのオーナーさんのアドバイスをもらいながら、グラスホッパーのボディ固定方法から着手しました。通常ではネジでボディを留めるのですが、ボディがプラスチック製なので、外すたびにネジ穴がゴリゴリ削れてしまうのです。今後マシンにいろいろと手を加えることを考えて、まずはボディをピン留めできるように改造することにしました。
最初に手を入れたのはフロント部分。前輪周りのパーツを取り外し、まるであつらえたようにシャーシに空いている穴を使い、ボディポストをネジ留めします。次に、ボディポストにあわせてボディに穴をあけ、ボディポストを適切な長さにカットすれば、フロント部分のピン留め改造は完成です。
次はリア部分の改造です。もともとネジ止めに使っているネジ穴に、イモネジという棒状のネジを使い、ボディポストを固定します。ピンは抜きやすいように補助用の結束バンドをつけます。これでボディの固定方法が変更できました。
ここから本格的な改造を始めるわけですが、そもそもグラスホッパーが転びやすい理由として、リアのタイヤ周りはわずかに縦に可動範囲があるものの、左右は完全に固定されている点が挙げられます。ほかのマシンでは左右の高さがある程度ずらせる構造になっているので、衝撃を吸収しやすいのです。ここを何とかしたいのですが、今回は時間も限られているので、とりあえずダンパーの交換にとどめることになりました。
そういうわけで作業に入りましたが、グラスホッパーのリアギアは左側に偏った形状のため、太いダンパーを使うと、右側は問題なく装着できるのですが左側は干渉してしまいます。そこで従来とは異なる形ですが、外側から取りつけることにしました。
と、ここまでほぼオーナーさんにやってもらったんですけどね。筆者の技術力と使える時間を考えると、自分でやるのはほぼ不可能なのが残念無念です。