『劇場版 呪術廻戦 0』は原作未読でも理解できる? 3つの方法を提案
2021年12月24日(金)の公開が近づいてきた、『劇場版 呪術廻戦 0』。すでに連載中の最新話まで読み込んでいる方、アニメ全話を見た方、まだマンガ・アニメともに手を付けていない方……。さまざまな方がいるなかで、現時点で「『呪術廻戦0』未予習組」でも、『呪術廻戦0』を楽しむポイントをご紹介します。
知らなくても知っていても楽しめる『呪術廻戦 0』

『呪術廻戦』本編の前日譚ともいえる、『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』(著:芥見下々)を原作とした、『劇場版 呪術廻戦 0』。2021年12月24日(金)の公開を今か今かと楽しみにしている方は多いはず。一方で、これから『呪術廻戦』に触れる人も多いでしょう。そんな人でも、今作を楽しめる3つの方法を提案します。
●原作未読・アニメ未視聴でも十分に楽しめる
『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』は、『呪術廻戦』連載前のプロトタイプとも呼べる作品です。全4話構成で、アニメでも登場した狗巻棘、禪院真希、パンダらの同級生である主人公・乙骨憂太の成長が描かれています。
プロトタイプゆえに、今作は4話内とコンパクトな構成で、必要な情報が完結しています。初めて『呪術廻戦』に触れる人にとっても、情報過多で混乱することはあまりないでしょう。
ちなみに、登場人物に関する情報以外では、次のことを覚えておくと物語の世界観を最低限把握できると思います。
・主人公ら「呪術師」は、人間の負の感情によって生まれた「呪霊」から、人々を守るため戦っている。
・彼らは負の感情を火種として生み出す「呪力」と、呪力によって発揮される「呪術」を使って戦闘する。
・「呪術師」のように呪術を使えるが、人々に害する「呪詛師」という存在がいる。
●「ライト予習組」はアニメ・マンガをここまで見ておこう
もう少し『呪術廻戦』の世界観や登場人物を知っておきたいなら、アニメなら第14話まで見ておくか、マンガなら『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』と、マンガ本編を第4巻まで読んでおくことをおすすめします。
ここまでの段階で、『呪術廻戦0』に登場する主要人物がほとんど現れます。五条先生の最強っぷりや乙骨たち先輩の立ち位置も分かり、キャラクターの特徴をおおよそ把握できるでしょう。「え、なんでこいつがここにもいるの!?」と、さまざまな驚きや謎も深まるため、もしかするとその先の展開まで、マンガやアニメで予習したくなるかもしれません(笑)。
●今から全話おさえるという強者スタイルもあり
マンガでは、先ほど少し紹介したストーリー内の謎が明かされたり、ついに本編に乙骨が登場したりと、驚天動地の展開が繰り広げられています。残り少ない公開までの期間で、いっそ現時点で目を通せるすべてのアニメ・マンガに触れる。そんな強者スタイルもありかもしれません。
『呪術廻戦0』は、原作の予習なしでも十分に楽しめる作品です。まっさらな状態で美しい作画とダークファンタジーな世界を堪能し、改めてアニメを見たりマンガを読んでみたりする。未予習ならではの映画の味わい方も、ぜひ検討してみてください。
(サトートモロー)