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『機動戦士ガンダム』36話「恐怖!機動ビグ・ザム」激闘の宙域に悲しみが注がれる

「ビグ・ザムが量産の暁は、連邦などあっという間に叩いて見せるわ!」

TVアニメでミライに指輪を預けたスレッガーが搭乗したGファイター。画像は「ROBOT魂 機動戦士ガンダム [SIDE MS] Gファイター ver. A.N.I.M.E. 塗装済み可動フィギュア」(BANDAI SPIRITS)
TVアニメでミライに指輪を預けたスレッガーが搭乗したGファイター。画像は「ROBOT魂 機動戦士ガンダム [SIDE MS] Gファイター ver. A.N.I.M.E. 塗装済み可動フィギュア」(BANDAI SPIRITS)

 一方、戦場ではドズル・ザビ操るビグ・ザムが猛威を振るっていました。ソロモン内部に侵入したジムやボールを大型メガ粒子砲でドロドロに破壊する光景は恐怖そのもの。しかし、ソロモンの戦力はズタズタに引き裂かれており、陥落は時間の問題となっていました。

 ドズルは残存艦隊を集めますが、その多くは2回めのソーラー・システムの攻撃で破壊され、さらに戦力を失ってしまいます。もはや勝ち目がないことを悟ったドズルは味方の兵を逃がし、連邦軍主力のティアンム艦隊へと特攻を仕掛ける決意を固め、最後の戦いへと向かうのです。

 このとき、ソロモンへと侵入を果たしていたアムロでしたが、一方的に破壊されたジムとボールの残骸を発見し、ただならぬ敵が出現したことを悟ります。出撃するビグ・ザムを見つけたアムロはスレッガーのGファイター、そしてカイのガンキャノンと合流し、ザクとドムに引かれ脱出するジオン兵をやり過ごしながら後を追いました。

 ここから描写されるビグ・ザムの力はすさまじく、連邦軍のサラミス級宇宙巡洋艦を簡単に粉砕する大型メガ粒子ビーム砲、戦艦や巡洋艦を数隻まとめて破壊する28門の粒子ビーム砲、長距離ビームを跳ね返すIフィールドと、間違いなく作中最強の戦闘力を発揮していました。

 もしドズルの言葉通りビグ・ザムが量産されていたら、連邦軍があっという間に叩かれていたのかどうか、ガンダムの歴史における「IF」ですが、利用可能な資源と人口の関係上、連邦軍が圧倒的に有利であることは変わりなく、おそらく難しかったのではないかと思われます。

 そしてGアーマーに合体し、ビグ・ザムへと特攻を仕掛けたスレッガーとアムロはIフィールドの内部へ入り込み、スレッガーの命と引き換えにビグ・ザムを撃破します。「やらせはせん! やらせはせんぞ!」と叫びながらガンダムに向けて機銃を乱射するドズル。スレッガーの死を聞き悲しみに暮れるミライ。多くの人々の想いを飲み込みながら、宇宙は今日も黒く輝き続けているのでした。

(早川清一朗)

【画像】「ビグ・ザム」に挑んだアムロとスレッガーの「Gアーマー」(4枚)

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