『ちびまる子ちゃん』で声優ブレイクのTARAKOさん きっかけは「作者の声とそっくり」?
12月17日は、声優・シンガーソングライターなど多彩な活躍を続けるTARAKOさんの誕生日です。1981年のTVアニメ『うる星やつら』で声優デビューしたTARAKOさんは1990年から放送された『ちびまる子ちゃん』のさくらももこ(まる子)役で飛躍的に知名度を上げました。2021年の現在も、精力的な活動を続けています。
『うる星やつら』で声優の演技力を磨き上げる
12月17日は、声優・シンガーソングライターなど多彩な活躍を続けるTARAKOさんの誕生日です。おめでとうございます! 1981年のTVアニメ『うる星やつら』の幼稚園児役でデビューしたTARAKOさんは1990年から放送された『ちびまる子ちゃん』のさくらももこ(まる子)役で飛躍的に知名度を上げました。声優だけではなく、シンガーソングライターや脚本家、エッセイストなど、マルチな活躍を続けている多才な人物です。
『うる星やつら』で声優としてデビューしたTARAKOさんですが、実はオーディションではラム役を受けており、残念ながら落選していたというエピソードがあります。しかし個性的な声が評価され、ほぼ毎回収録に呼ばれて諸先輩方に混じってさまざまな役をこなし、演技力を磨き上げました。
その後も『戦闘メカ ザブングル』のチル役など、さまざまな役を演じているTARAKOさんですが、当時も今も珍しいアルファベット表記のため、実際に1980年代のアニメを見ていた筆者としては演じていたキャラクターの数以上に強い印象が残っています。
特によく覚えているのが『機動警察パトレイバー』に登場した、進士幹泰の奥さんである多美子役。出番が少ないにも関わらず、感情演技と建前演技の切り替えが絶妙で、強い存在感を放っていました。
そうして演技の仕事を続けるなかで、『ちびまる子ちゃん』のさくらももこ(まる子)役のオーディションを受けたところ、原作者のさくらももこ先生と「声がそっくり」という奇跡的な出会いにより見事に主役を射止め、ブレイクを果たしました。
同作で大きく知名度を上げたTARAKOさんは、TVのナレーションやバラエティ番組方面に進出し、何気なくTVをつけていると不意打ちのように声が聞こえてくることがしばしばあるほどの活躍ぶりを見せています。