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「最強」や「すごい」を『鬼滅』や『呪術』で例えると? ハマるキャラと使い道を考察

今や「悟空がスーパーサイヤ人になった時みたい」といっても、誰でも通じる時代ではなくなった……? 定番の「マンガ例え」を『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』などに置き換えるとどうなるでしょうか。

『ドラゴンボール』は万能ではなくなった?

「最強の味方」という例えが相応しい? 五条悟が描かれる『呪術廻戦』4巻(集英社)
「最強の味方」という例えが相応しい? 五条悟が描かれる『呪術廻戦』4巻(集英社)

 何かと世代間ギャップが話題になりますが、そのひとつに「マンガ例え」もあります。流行した作品が世代ごとにハッキリ違うため、マンガに例えて「〇〇みたい」と言われてもピンとこない……という体験をしたことはないでしょうか?

 大学生を対象にマイナビ「学生の窓口」が実施したアンケート(2016年実施)では、『ドラゴンボール』を読んだことがない人が「57.4%」にのぼるとの結果もあり、国民的マンガ『ドラゴンボール』の例えも通じない世代が増えているようです。

 それでは、定番の「マンガ例え」を近年の王道作品『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』に置き換えるとどうなるのか、考えてみたいと思います。

●強敵を相手に「大金星」の例えは?

「マンガ例え」で印象に残る出来事といえば、2015年のラグビーW杯で南アフリカに勝利した日本代表が「どれほどすごいのか」ということについて、マンガやアニメを用いて例えたコメントが話題になりました。

 例えば、「クリリンがフリーザに勝つ」というもの。『ドラゴンボール』の登場キャラクターのなかで、一定の実力がありながらも弱い方とされている地球人のクリリンが、宇宙最強のフリーザに勝利するほどすごいことだと。

 さらに、ガンダムの例えでは「フラウ・ボゥがボールに乗って、シャアの乗るジオングを撃墜して、ついでにビグ・ザム落とした上に、アムロの親父を正気に戻すみたいなこと」というコメントも話題になっていました(なんとなく無双しまくっていることは伝わりますが……)。

 大きな力の差をひっくり返すなど、下克上のような活躍をしたときに用いられるクリリンの例えですが、『鬼滅の刃』で置き換えるなら一般隊士の村田さんあたりかもしれません。「村田先輩が鬼舞辻無惨を倒したついでに、禰豆子を人間に戻す」などでしょうか……?

●味方につけると心強い「最強キャラ」の例えは?

 また、『ドラゴンボール』に例えたコメントでよく耳にするのが「スーパーサイヤ人」という単語。孫悟空の戦闘力が大幅に上がった形態で、最強な状態の例えに用いられます。

 これを『呪術廻戦』で表現してみると、スーパーサイヤ人=五条悟が妥当に思えます。作中でも「最強」と説明されるほど頼れる存在のキャラクターで、「五条先生が来たときの安心感みたい」など、とても使い勝手が良い気がします。さらに最近はイケメンの代名詞的存在にもなっているため、スーパーサイヤ人よりも使える範囲が広いかもしれません。

●厳しいスパルタ教育の例えは?

『ドラゴンボール』よりかなり上の世代の方たちに愛されるのが「星一徹」というキャラクター。『巨人の星』に登場する星一徹は、息子の飛雄馬を鍛える様子から、昭和のスパルタ教育の象徴的存在として、何かと例えやすい存在でもあります。

『巨人の星』を知らない世代に向けて、スパルタ教育を体現する存在として有力なのが『鬼滅の刃』に登場する炭治郎の師匠、鱗滝左近次さんです。「判断が遅い!」のセリフとともに平手打ちするシーンはもはやネタにされるほど有名になっていますが、令和でも群を抜くスパルタ教育を炭治郎に施しています。それでも、星一徹と同じく、弟子を思う気持ちは人一倍強い人物ではないでしょうか。

 今回、「マンガ例え」に用いられる作品とキャラを現代のヒット作に置き換えて考えてみましたが、微妙な違いはあれど、不思議と当てはまるキャラクターがいることがわかります。次の世代のヒット作品では、どんな「例え」が生まれてくるのでしょうか……。

(椎名治仁)

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記

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