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『ジョジョ』の「似ているようで違う」スタンドたち。全く別物に見せる見事な演出!

『ジョジョの奇妙な冒険』では、3部から8部まで計6部にわたって150種類以上のさまざまなスタンド能力が登場します。そのなかには「これとこれが似ているな」と思う能力もあるのですが、トータルでは全く印象が違うのが特色です。今回は「似ているようで違う『ジョジョ』の類似スタンド」を4パターン紹介します。

味方、悪役でも被る「能力」

5部のヒロイン・トリッシュ(右から2番目)と8部の刺客・田最環(左上)は不思議と類似する能力。画像は『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』第7巻(右)と『ジョジョリオン』第13巻(左、ともに集英社)
5部のヒロイン・トリッシュ(右から2番目)と8部の刺客・田最環(左上)は不思議と類似する能力。画像は『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』第7巻(右)と『ジョジョリオン』第13巻(左、ともに集英社)

 読者の度肝を抜く奇想天外な展開と能力バトルが繰り広げられる『ジョジョの奇妙な冒険』(著:荒木飛呂彦)には、実に150種類以上のスタンド能力が登場します。そのなかには明らかに類似している能力も出てくるのですが、本体のキャラや立場、スタンドのデザイン、使用目的などが重複せず、全く違った印象を与えるのが特徴です。

●「リトル・フィート」と「グーグー・ドールズ」

 まず紹介するのが、暗殺チームのホルマジオ(5部)と徐倫と同室の女囚グェス(6部)の「縮小化能力」です。「犯罪者」ということ以外は共通点がないふたりですが、「相手を小さくさせて追い込む」という戦い方は同じ。

 しかし、ホルマジオの「リトル・フィート」は本体も小さくさせることができるのに対し、グェスの「グーグー・ドールズ」が縮小させる対象は敵だけです。また、「リトル・フィート」は一度小さくさせたら本体が解除するまでは射程距離は関係なく維持できますが、「グーグー・ドールズ」は対象がグェスから30メートルほど離れると元の大きさに戻っていきます。ただ、「リトル・フィート」は相手を爪で攻撃してから小さくなるまで時間がかかりますが、「グーグー・ドールズ」は一瞬で縮小できるという利点もあります。

●「スパイス・ガール」と「ビタミンC」

 5部のヒロイン、トリッシュ・ウナと8部の悪役の岩人間・田最環(だも たまき)はどちらも「軟化」の能力を持つスタンド使いですが、「柔らかくさせる」度合いと用途が全く違います。

 トリッシュの「スパイス・ガール」は触れた物体を柔らかくさせますが、これは対象を「ゴム」のような弾力性のある物質に変える能力で、柔らかくなった物体は壊れなくなるうえにその特性を維持できます(時計の針が動き続けるなど)。この能力は生物には使用できません。

 一方で田最環の「ビタミンC」は、スタンドが残した指紋に触れた対象を「湯葉」のように柔らかくして行動不能レベルまで弱体化させるという恐ろしい能力でした。ちなみに、相手のスタンドまで柔らかくすることが可能です。吉良吉影の「キラークイーン」にも勝ち、おまけに軟化した相手の体を千円札で切り刻むなど極悪な拷問までする田最環は、8部屈指の強敵でした。「スパイス・ガール」とは逆に生物にしか使えない能力です。

【画像】『ジョジョ』で異なる部に登場した「類似スタンド」登場巻(8枚)

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