マグミクス | manga * anime * game

『ビルディバイドTCG』第2弾の注目カードたち アニメでも活躍した強力なデッキへ

強いカードはコストを考えて見てみよう

アニメでも活躍する「辺境の剛勇 ベルティガ」(左)も、ブースターパック第2弾での注目カードのひとつ
アニメでも活躍する「辺境の剛勇 ベルティガ」(左)も、ブースターパック第2弾での注目カードのひとつ

「カードの強さがわからない。どういうカードが強いのだろうか?」……こういった疑問を持つ方も少なくありません。どんなTCGにもバランスというものがあります。強いテキストしか書いていない、誰でもわかる強いカードというものは少なく、マイナス面とプラス面の両方があるカードが圧倒的に多いもの。つまりマイナスとプラスを比べて、プラスの方が上だと思うカードが強いわけです。

 たとえば『ビルディバイドTCG』の場合、誰にでもわかるマイナス面は「バスター」がついたカードでしょう。ライフゾーンでめくれることでダメージがひとつ追加されるからです。反対に効果が発揮できる「ショット」は、ゲームを優位に進められるプラス面が大きいカードでしょう。

 他にも数値が大きかったりテキストが強かったりするカードでも、必要なコストが高いとスグには使えない。いざ使おうとしても、他の強いカードと同時に出せないというマイナス面があります。こういったマイナス面とプラス面を精査して、バランスの取れたデッキが強いということです。

 それでは、その点に注目して今回のブースターに収録されている他の注目カードを見ていこうと思います。

 筆者が注目するのは、SRの「ドランクグラップラー ヴェロニカ」。レストすることで1枚ドローできるテキストが強いです。「バスター」がついているマイナス面も最初から手札にいれば関係ありません。コストが3なので最初からプレイでき、ドローまでできる。基本的に攻撃するよりもドローするためのカードとして重宝するでしょう。

 URでは「血誓のアリア」。コスト3で出しやすく、スタンドしているユニットにアタックできるシンプルな強さがわかりやすいですよね。やはりコストの低いカードの方が優秀に思えます。

 あえて高コストのカードで注目するとしたら、前述したアニメでも活躍のエースの「辺境の剛勇 ベルティガ」でしょうか。登場時にエナジーを2枚スタンドさせる効果と、エナジーの枚数でパワーアップする赤らしい動き、コスト5以下の破壊されたユニットをエナジーに置けるテリトリー「溶岩流雪の砦」との相乗効果は、デッキの構築から考える必要がありますが強力です。

 他にも注目カードはありますが、残りはご自身の目で確かめてみるとよいでしょう。

 もちろん今後もブースターは続々と発売されていきます。アニメ第1期で晩華桜良が使った「アサルトテリトリー」なる新システムも、次回発売予定のスターター第3弾「あざ笑うは至高の賢者、幻惑するは狂気の公女」で収録予定。これからも『ビルディバイドTCG』はアニメ同様に注目ですね。

(加々美利治)

【画像】『ビルディバイドTCG』ブースターパック第2弾の一部内容(5枚)

画像ギャラリー

1 2