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強いのに不遇な扱い? ジャンプ作品の「かませ犬」キャラ4人 負けすぎてスピンオフまで

「対戦カード」に恵まれなかった説も?

●『ダイの大冒険』のクロコダイン

『ダイの大冒険』のなかでも、ある意味でファンに愛されているのが、ワニの姿をした獣人・クロコダインです。彼もヤムチャほどではないですが、負けることが多い「かませ犬キャラ」でした。

 単行本16巻に掲載されたステータスでは、HP515と、パーティ屈指の打たれ強さを誇る戦士ですが、かしこさは25とちょっと残念。味方になる前もダイたちの連携に翻弄され左目をつぶされるなど、少しかわいそうだったクロコダインは、フレイザードと戦った際に必殺技をもろに食らい「ワニ公」呼ばわりされてしまいます。このあたりからクロコダインはどんどん「かませ犬化」していきました。ブロックに投げ飛ばされたり、超魔ゾンビに握りつぶされたり、大魔王バーンに玉にされたり……。

 毎回やられて「ぐわああああー!」と叫び、仲間から「ク、クロコダイーン!」と心配される定番の流れとともに、読者の記憶に残るキャラとなっているでしょう。どれだけやられてもパーティの盾として率先して戦う漢気(おとこぎ)も魅力です。

●『BLEACH』の狛村左陣

『BLEACH』の護廷十三隊・七番隊隊長である人狼の狛村左陣は、巨大な卍解「黒縄天譴明王」(こくじょうてんけんみょうおう)を駆使して戦う実力者……のはずなのですが、ネットでも「狛村隊長が勝っているところを覚えていない」という声が多数みられるくらい、不遇な扱いを受けています。

 初めて「黒縄天譴明王」を使った「VS更木剣八戦」は途中で邪魔が入り中断、その後は元隊長同士で親友だった東仙要に負け、九番隊副隊長の檜佐木修兵に助けてもらったこともあります。正体を現した黒幕・藍染惣右介には、1回目は鬼道「黒棺」で瞬殺され、2回目は卍解してすぐに腕を切り落とされるなど、歯が立ちませんでした。

 東仙には元親友ゆえに本気が出せず、藍染はそもそも強すぎという、毎回やりづらい対戦カードに当てられてしまっています。最後の「千年血戦篇」では、バンビエッタ・バスターバインに卍解を奪われたのち、一族に伝わる秘技を使って奮闘しますが、その後は悲惨な末路をたどりました。

●『ジョジョの奇妙な冒険 第3部』のモハメド・アヴドゥル

 荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険』は、3部からスタンドバトルが中心となり、単純な強さ比べではなく能力の相性や頭脳戦、心理戦の駆け引きが重要視されたため、パワーインフレは起きづらくなっています。

 しかし、3部の主人公チームのひとりであるモハメド・アヴドゥルは、実力者ながらなぜか損な役回りでした。彼の「マジシャンズ・レッド」は炎を自在に操るスタンドで、鉄格子も簡単に溶かす(本人談)圧倒的火力を誇るなど、かなり強いのは間違いありません。

 敵のスタンド使いであるJ・ガイルもホル・ホースもンドゥールもアヴドゥルのスタンドを警戒していましたが、結局フルで能力の全貌を見せられたのは初期の「VSポルナレフ戦」のみでした。その後は、ポルナレフを救うために眉間にホル・ホースの弾丸を食らい(この時は死に至らず)、一時チームを離脱。最後はヴァニラアイスの「クリーム」によって一瞬で異空間に飲まれてしまいます。強すぎて逆に使いづらい能力だったのでしょうか。

 ちなみに7部「スティール・ボール・ラン」では、モハメド・アヴドゥルと関連するウルムド・アヴドゥルというキャラが登場し、レースの優勝候補のひとりとして注目されていたのですが、1stステージでジャイロと競っている最中にサボテンに衝突して、意識不明のまま脱落、その後も登場しませんでした。荒木先生はなぜこんなにアヴドゥルに厳しいのか、よくわかりません。

 今回紹介したキャラはみんなネタ要素も込みで、ファンから愛されている人物です。主人公を助けつつ引き立てる彼らにも、作品を盛り上げた功労者として光を当ててあげてもよいのではないでしょうか。

(マグミクス編集部)

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