『鬼滅の刃』上司にしたい「柱」3人 意外と有能な恋柱
『鬼滅の刃』には、多彩なキャラ性を持つ「柱」たちが登場します。鬼殺隊を支えるだけあって、指導力に恵まれた柱も多くいます。そんな柱たちを上司にするなら、誰がいいでしょうか。考えるポイントとして、柱の「上司力」を考察します。
戦闘力は高いものの…性格はクセが強い柱たちの「上司力」は?

鬼との戦いにおいて高い能力を持つ、『鬼滅の刃』の「柱」たち。複数の隊士で任務に当たる場合、現場では部下へ指示も行うこともあります。また、「継子」をとり、自分で隊士の指導を行う者もいます。
戦闘力は高いものの、性格には少しクセのある柱たち。「上司」としてもっとも有能な柱は誰なのでしょうか。柱たちの「上司力」について考察します。
※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。
●新人指導は煉獄さんにおまかせ!
頼れる兄貴分の煉獄さんは、『鬼滅の刃』にとどまらず、アニメ・マンガ界の「上司になって欲しいキャラ」の上位に位置するのではないでしょうか。TVアニメとして放送された「無限列車編」のオリジナルエピソードでも有能ぶりがたっぷり描かれました。
まず、状況をきちんと把握して、的確な指示を出せる能力は間違いありません。無限列車内の戦いで、下弦の壱・魘夢の夢から覚めた煉獄さんは炭治郎に説明をし、命令を出しました。
「ここに来るまでにかなり細かく斬撃を入れてきたので鬼側も再生に時間がかかると思うが余裕はない!! 手短に話す」
最初に、自分が何をしてきたか、と状況を説明。続いて自分が何をするか炭治郎に告げます。「手短に」というのもポイントです。
「この汽車は八両編成だ 俺は後方五両を守る!」
自分の行動を告げた後、煉獄さんは善逸と禰豆子についても炭治郎に伝えます。
「残りの三両は黄色い少年と竈門妹が守る」
この言葉で、炭治郎は善逸と禰豆子の心配をしなくてすみます。最後に煉獄さんは炭治郎へ指示を出します。
「君と猪頭少年はその三両の状態に注意しつつ 鬼の頚を探せ」
しかし、鬼の頚の場所が分からない炭治郎が不安げにすると、自信にあふれた言葉で安心させました。
「どのような形になろうとも鬼である限り急所(くび)はある!!」
「ズイ」と近寄って言い切る煉獄さんに、炭治郎はちょっと引きましたが鬼と戦う気力はわいてきたようです。
同じ命令を受けた伊之助も、煉獄さんを「凄かった」と褒めています。分かりやすく部下へ指示を出し、戸惑っている時は励ましてくれる。煉獄さんは若手にとって最高の上司といえるでしょう。
●恋柱の上司力、実は高め?
ある程度仕事を覚えたら、自分で考えて動くことも大切です。恋柱・甘露寺蜜璃は、そんな時に出会えたら幸せな上司ではないでしょうか。
蜜璃の上司力は肯定のうまさにあります。刀鍛冶の里で炭治郎たちと別れる時、蜜璃は炭治郎のこれまでの努力を褒めました。
「あなたは上弦の鬼と戦って生き残った これは凄い経験よ 実際に体感して得たものはこれ以上ない程価値がある 五年分十年分の修行に匹敵する」
蜜璃は炭治郎の経験を褒めて、その理由も説明してくれます。話を聞いている炭治郎にも、受け入れられやすいでしょう。そして、今の炭治郎について蜜璃は評価します。
「今の炭治郎君は前よりももっと ずっと強くなってる」
最初にどうして強くなったか説明しているため、蜜璃の言葉に信ぴょう性が出てきます。そして最後に蜜璃は励ましてくれました。
「甘露寺蜜璃は竃門兄妹を応援してるよ~」
炭治郎が禰豆子を大事にしているため、ふたりを応援すると言います。さらに蜜璃は、炭治郎が強くなるヒントをくれます。
「この里には強くなるための秘密の武器があるらしいの 探してみてね」
炭治郎へ目標を示し、それ以上は干渉しません。自分で行動するよう促しています。蜜璃が上司なら温かく見守りつつ、要所で目指すポイントを示してくれるでしょう。ただ、状況の確認をせずに突っ込んで行きがちな「うっかり」にフォローは必要かもしれません。
●見守ってくれる岩柱、ただし修行は厳しいかも
柱のなかでも最年長で、若い柱たちに指示を出すことも多いであろう岩柱・悲鳴嶼行冥。上司としてはどうでしょう。
悲鳴嶼は個人の適性を見て、それぞれに見合う指導を心がけているようです。不死川玄弥が鬼を食べて能力を取り込んでいると悟り、継子にしています。また、玄弥の身体を心配して胡蝶しのぶを紹介しています。
また、多くの隊士一人ひとりへ気を配っています。「柱稽古」でも、炭治郎の脱水症状に気付いて水を飲ませるというシーンがあります。
遠くから見守ってくれて、本当に危ない時には助けてくれる。修行は厳しいですが、悲鳴嶼さんを上司にすると自分で動く力が身につきそうです。
※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記
(マグミクス編集部)