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『鬼滅の刃』いちいちじわる愈史郎の言動 「まるでコント」「部活の先輩後輩か」

『鬼滅の刃』に登場する愈史郎は鬼ですが、ほかの鬼とは違います。無惨ではなく珠世に鬼にされました。愈史郎は、珠世に対してとにかく一途。珠世のことを思うがあまり、とっぴな行動に出ることもあります。そんな愈史郎のちょっとズレたシーンを選んでご紹介します。

珠世以外はどうでもいい 分かりやすい愈史郎

愈史郎と珠世が表紙に描かれる 著:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第21巻(集英社)
愈史郎と珠世が表紙に描かれる 著:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第21巻(集英社)

『鬼滅の刃』に登場する愈史郎は、命の恩人であり愛する人物である珠世と常に共にいます。珠世を愛するがあまり、禰豆子を「醜女」と呼んだり、炭治郎に激しすぎるツッコミを入れたりと暴走しがち。矢琶羽・朱紗丸との戦いのあと、しばらく登場がない愈史郎ですが、見どころは後半にたっぷり残っています。

 愈史郎の行動やセリフのなかでもちょっとズレた、笑えてしまうものを集めました。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

●愈史郎の階段落ち!「ドリフか…」

 禰豆子が太陽を克服したのをきっかけに、鬼の出現が減ります。空いた時間で鬼殺隊は訓練や探求に励みます。

 そんななか、鎹鴉が珠世の元に向かいました。鬼の研究を進める蟲柱・胡蝶しのぶとの共同調査をもちかけるためです。

 珠世は人間と敵対していないとはいえ、鬼のひとり。無惨からだけでなく、鬼殺隊からも身を隠して生きてきました。鎹鴉の申し出に対しても警戒します。別室にいた愈史郎も、その気配を悟ります。

 シリアスなシーンなのですが、単行本のおまけページには階段で転ぶ愈史郎のイラストが描かれています。それは、愈史郎が目をつり上げながら階段を転がり落ちているというもの。一歩目から階段を下りるとは思えないコミカルなポーズをとり、豪快に転がる様子がパラパラマンガのようです。イラストには吾峠呼世晴先生のコメントも添えられています。

「珠世の気の乱れを察知し 階段を転がり下りる 愈史郎。
別室の掃除中だった様子」

 確かに「そうじどうぐ ハタキ」の文字とハタキがありました。珠世のこととなると人が変わる愈史郎ですから、階段の存在すら失念するほどの勢いで飛び出したのかもしれません。

●村田さんと愈史郎、まるで部活の先輩後輩

 無限城で、愈史郎は目の見た目を変え、隊服を着て隊員に紛れ込みました。珠世から、隊員を助けるように言いつけられたからです。しかし、珠世のそばにいたい愈史郎はいやで仕方がないようです。珠世に頼まれたシーンでも、口をへの字に曲げています。「顔で不満を表現」と書き文字で添えられたほどです。

 そんな愈史郎は、傷ついた善逸の手当てを始めました。その隣で、「那田蜘蛛山編」に登場した先輩隊士・村田さんが必死に愈史郎へうったえます。

「どうだ?! 助かりそうか?! 顔見知りなんだよ 何とかしてくれよ 頼むからな!!」

 珠世と離ればなれであることで不機嫌なのか、村田さんの言葉に愈史郎はイラつきます。

「うるさい 黙れ村田 味噌っかすの分際で 襲われないようしっかり周りを見てろ」

 これには村田さんも怒りました。

「おめえ!! 階級何なんだよ 俺より下だったら許さねぇからな」

 先輩風を吹かせようとした村田さんですが、大声を出したため鬼が来ます。慌てて応戦しますが、そこに愈史郎がひと言。

「さっさと倒してくださいよ先輩」

 ため息をつきながらの言葉に、村田さんも「おめぇ後で覚えてろよ」と切り返します。最終決戦を目前にし、生死をかけた戦いをしているさなかとは思えない雰囲気。部活の先輩後輩のようなやりとりにくすっとさせられるワンシーンです。

●愈史郎と非常食先輩

 無限城は、上弦の鬼・鳴女(なきめ)が操作しています。鳴女は琵琶を弾いて、無限城の部屋や廊下そのものを自由に動かすことができます。

 愈史郎は鳴女を操って無限城から無惨や鬼殺隊士たちを地上に出そうとします。しかし、鳴女の異常に無惨が気付きました。無惨は鳴女を通して、愈史郎を取り込み始めます。

 愈史郎は必死に抵抗します。その時、傍らにいた鬼殺隊隊士が叫びます。

「協力する!! 俺を喰え!! それで無惨を倒せるなら…」

 集中していた愈史郎は邪魔をされて叫びました。

「うるさい黙れ 引っ込んでろ!!」

 隊士は思わず「すみません」と謝ってしまいます。

 連載当時は無名だったこの鬼殺隊士は、愈史郎とのやりとりから「非常食先輩」「人柱」と呼ばれるようになります。そして、単行本ではおまけページにも登場しました。焦って口を開けている彼のイラストの隣には、次のようにコメントが書かれています。

「自分が話しかけて イライラさせたせいで むしゃくしゃした愈史郎が 鬼の頭を潰したと思っている 竹内」

「竹内」と強調され、非常食先輩の名前が明らかになりました。ちなみに、鳴女の頭を潰したのは愈史郎ではなく無惨です。

 愈史郎はずっと珠世ばかりを見ていたせいか、周りの人間と絡むとテンポがずれるようです。全てが終わったあと、ひとりになってしまった愈史郎を炭治郎が気にかけていました。しかし、隊員たちとのやりとりを見ていると「意外に楽しくやってそう」にも思えます。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記

(マグミクス編集部)

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