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ウルトラマンだってつらいよ! 怪獣たちにひどい目に遭わされる、第2期の衝撃描写

普段は凶悪怪獣をカッコ良く倒すウルトラマンたちですが、時には日ごろのお返しと言わんばかりに、ひどい目にあうこともあります。そんな、まるで厄日かと思わせるウルトラマンたちの苦戦について振り返ります。

残酷映像の定番として紹介されることも

40話「冬の怪奇シリーズ まぼろしの雪女」を収録した「帰ってきたウルトラマン Vol.10」(バンダイビジュアル)。新マンを凍らせてバラバラにしたスノーゴン(左下)もジャケットに登場している
40話「冬の怪奇シリーズ まぼろしの雪女」を収録した「帰ってきたウルトラマン Vol.10」(バンダイビジュアル)。新マンを凍らせてバラバラにしたスノーゴン(左下)もジャケットに登場している

 ウルトラシリーズでは毎回のように怪獣たちが倒されていますが、時にはウルトラマンが倒され、怪獣たちと同じようにひどい目にあうこともありました。あくまでも個人の主観ですが、第2期ウルトラシリーズではそのようなシーンが少なくありませんでした。今回は、ひどい目にあったウルトラマンたちのエピソードを振り返ってみましょう。

 そのようなエピソードが初めて描かれたと筆者が思うのが、ちょうど50年前の今日、1972年1月14日に放送された『帰ってきたウルトラマン』第40話「冬の怪奇シリーズ まぼろしの雪女」です。

 その原因は、この回に登場する「冷凍怪人 ブラック星人」の用心棒的存在である「雪女怪獣 スノーゴン」です。新ウルトラマン(以下、新マン。現在はウルトラマンジャックという正式名称がありますが、この文章内では第2期ウルトラシリーズ当時の名前で表記します)を冷凍ガスで氷漬けにして固めたうえ、素手で強引に引きちぎってバラバラにしてしまいました。

 この時、バラバラにした時の効果音がまた生々しく、ファンには有名なトラウマシーンのひとつになっています。しかし、ウルトラブレスレットの力でバラバラの状態から元に戻った新マンは、逆にスノーゴンを冷凍にした上に投げ飛ばし、粉々にするという因果応報な方法で結果的に勝利しました。

 このように一時的にショッキングなことが起こっても、その数秒後には何事もなく新マンが復活したので子供心にも恐怖心はあまりなかったのですが、近年ではこの場面だけ切り取って紹介することが増え、あらためてそのひどさについて考えたエピソードでもあります。

 時代的にも第2期ウルトラシリーズは、第1期に比べてウルトラマンを神格化したイメージは薄く、一番ひどい目にあった時期なのかもしれません。

 たとえば次作『ウルトラマンA』では、兄弟まとめて十字架に張りつけにされたり、コールタール漬けで固められたりと、リアクション芸人並みに身体を張ったウルトラマンたちを見ることができます。

 この『A』のなかで印象的だったのが、第39話「セブンの命! エースの命!」に登場した「火炎超獣 ファイヤーモンス」との初戦でした。ここでウルトラマンAはファイヤーモンスが手にした炎の剣で胸を刺されて倒れてしまいます。

 こう、あっさり書くと普通に思えますが、この炎の剣は刀身が本物の炎で燃えていました。これはCGなどの合成ではありません。実際に小道具として作られた剣が炎をまとっているのです。

 それを振り回すのも相当ですが、最終的にこの剣は燃えたままAの胸に刺さるという恐怖映像を生み出していました。特撮史上、実際に燃えた剣でアクションをするという場面は少なくないのですが、モロに怪獣体形のファイヤーモンスに使わせているのが単純にスゴいと思わせる映像になっています。

【画像】「タロウ」も「A」も「新マン」も…ウルトラマンたちがひどい目に遭わされるエピソード(5枚)

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