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ウルトラマンだってつらいよ! 怪獣たちにひどい目に遭わされる、第2期の衝撃描写

あらゆる方法でウルトラマンを襲う苦難の数々

ウルトラマンたちが倒される衝撃展開の18話「ゾフィが死んだ! タロウも死んだ!」を収録した、「ウルトラマンタロウ 5」DVD(バンダイビジュアル)
ウルトラマンたちが倒される衝撃展開の18話「ゾフィが死んだ! タロウも死んだ!」を収録した、「ウルトラマンタロウ 5」DVD(バンダイビジュアル)

 続く『ウルトラマンタロウ』では、これまで以上にウルトラマンたちの悲惨な姿が描かれました。

 もっとも有名なのは「火山怪鳥 バードン」が登場した第17~19話でしょうか。ウルトラシリーズ初の3部作で構成されたエピソードですが、第18話のサブタイトル「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」がすべて物語っていました。

 しかもウルトラマンタロウもゾフィの倒し方も、シンプルにくちばしで刺し貫いて葬るというもの。これを人間で想像すると、さらに嫌な気分になります。

 ちなみに、この話でゾフィの頭部に本物の火が燃え盛るという映像がありました。近年では「ミスターファイヤーヘッド」と笑い話にされていましたが、落ち着いて考えるほどヤバい状況ということに気づきます。しかし、これは事故でなく計算された演出だそうで、通常よりも多めの消火器を用意しての撮影でした。

 この他にも、第14話「タロウの首がすっ飛んだ!」で、タイトルの通りに「えんま怪獣 エンマーゴ」に剣で首を切り落とされたタロウ。第52話「ウルトラの命を盗め!」で「泥棒怪獣 ドロボン」にカラータイマーを奪われてシオシオになった新マンなど、TV番組などで紹介される衝撃映像では定番となっています。

 第2期シリーズの最終作品『ウルトラマンレオ』では、第1話「セブンが死ぬ時! 東京は沈没する!」から、とんでもない展開で始まりました。この話は、「サーベル暴君 マグマ星人」に引き連れられた「双子怪獣 ブラックギラス」と「双子怪獣 レッドギラス」対ウルトラセブン。3対1のハンディキャップマッチから始まっています。

 ここでセブンの足はブラックギラスに折られ、以降は変身不能となりました。そのシーンを見ると強引に捻じ曲げて折られた演出に、いかにも折れたという効果音が加えられてショッキング映像となっています。この戦い以降、セブンの変身前のモロボシ・ダンは松葉づえなしでは歩けない姿にされるのですから、地味にトラウマの残る展開でした。

『レオ』では衝撃映像が多いとファンにも言われていますが、1話からこれですから当然と言えるかもしれません。

 そんな中、筆者が『レオ』でもっとも印象深いのは第50話「レオの命よ! キングの奇跡!」に登場した「円盤生物 星人ブニョ」です。ブニョはウルトラマンレオを宇宙ロープで拘束、巨大化できない状態で凍らせ、意識のある状態でブラック指令がノコギリで刻むという猟奇的なシーンがありました。

 このノコギリが、どう見ても本物のノコギリというリアリティさが怖さを増幅します。さらにバラバラになったレオの死体は野ざらしで放置され、翌日、それをレオのことを慕う梅田トオルが発見してしまうという展開でした。

 その後、サブタイトル通りにウルトラマンキングの奇跡的な超能力でレオは復活を遂げますが、サブタイトルがネタバレになっていなかったら怖くなってチャンネルを変えた子供が続出したのではないかと思います。

 ちなみに前述したエピソードのスノーゴン、エンマーゴ、ドロボン、ブニョの4作はすべて石堂淑朗さんの脚本で、第2期シリーズでもっともウルトラマンを悲惨な目にあわせた脚本家かもしれません。

 以上が、筆者が第2期シリーズで悲惨な目にあったと思うウルトラマンたちでした。現在なら敬遠されていたような展開も、半世紀前は普通にできたんですね。

(加々美利治)

【画像】「タロウ」も「A」も「新マン」も…ウルトラマンたちがひどい目に遭わされるエピソード(5枚)

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