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アニメ『ビルディバイド』第1期最終回で残された謎を、「医療用語」から解き明かす?

アニメ第1期の最終回を迎えてもなお、数々の謎が残された『ビルディバイド』。残された謎を考えると、タイトルに秘められた第2期の主人公の行く先が見えてきました。

衝撃展開で幕を閉じた第1期、数々の謎も残されて…

『ビルディバイド -#000000-』主人公の蔵部照人 (C)build-divide project
『ビルディバイド -#000000-』主人公の蔵部照人 (C)build-divide project

 トレーディングカードゲームを主題としたTVアニメ『ビルディバイド -#000000-(コードブラック)』は、2021年12月25日の放送で最終回を迎えました。物語冒頭から数々の謎のあった作品でしたが、その謎はすべて解けたのでしょうか?

※以下の文章には、アニメ最終回を含めた物語の核心について多くの記述がありますのでご注意下さい。

 結論から言えば、いくつかの登場人物に関しての謎については明確な回答がありましたが、いまだに解明されない謎も少なくありません。それは、放送開始前から公式でリリースされたように、本作は第2期を前提に製作された分割2クール作品だからです。

 しかし、主人公である蔵部照人(くらべ てると)の失われた記憶、晩華桜良(ばんか さくら)の肉体が透ける理由、そして照人の妹・菊花がどうして王になったのか?……など、これまで謎としてクローズアップされていた部分のほとんどは解明されました。

 そのうえで、照人と菊花の兄妹による決戦は、第1期の最後を飾るに相応しいシーソーゲームだったと思います。自分の記憶を取り戻して真摯に菊花に向き合う照人。それを受けて菊花もこれまでのヤンデレな部分が消え、本来の自分を取り戻して照人とビルディバイドしました。見ているものも熱くさせる最終戦。最後に照人が菊花にアイオラを返すという決着の方法も秀逸でした。

 第2期がなければ、この感動的な形で最終回を迎えたのでしょうが、これまで裏側でリビルドバトルを操っていた樋熊万里生(ひぐま まりお)がついに本性を現します。そして、菊花の代わりに照人が捕らえられるという衝撃の展開で第1期は終わりました。はたして第2期はどんな展開を迎えるのでしょうか?

 また、他の登場人物に関しての謎は次々と明らかになったというのに、石乃目巽(いしのめ たつみ)だけはいまだに多くの謎を秘めています。どうして樋熊と行動をともにしているのか、その目的は何なのか? ひょっとしたら石乃目に関する謎は、作品にもっとも大きく関わっているのかもしれません。

 そして、第1期最終回でもっとも大きな謎となったのが、エンディング後のアバンで姿を見せた少女らしいキャラクターです。照人不在で物語が始まるであろう第2期で、背中しか見せなかったこのキャラクターが新主人公になるのではないか? とファンの間でささやかれていました。

【画像】謎を残したアニメ『ビルディバイド』1期 重要人物たちを振り返る(5枚)

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