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『機動戦士ガンダム』最終話「脱出」 アムロの帰還は「ジオン残党」の闘いの始まり

1980年1月26日は『機動戦士ガンダム』最終話が放送された日です。地球連邦軍とジオン軍の戦いが激しさを増すなか、ガンダムとジオングは相打ちとなり、アムロとシャアは戦う理由すらあやふやな生身の戦いへと突入します。ホワイトベース隊は壊滅し、キシリアもシャアに殺され、人類の半数を失った一年戦争は終わりを迎えるのでした。

「ララァ、教えてくれ。どうしたらいいのだ」

アムロとともに一年戦争を戦い抜いたガンダムも、最終話で傷つき倒れるシーンが描かれる。画像は「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム」(バンダイ)
アムロとともに一年戦争を戦い抜いたガンダムも、最終話で傷つき倒れるシーンが描かれる。画像は「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム」(バンダイ)

 42年前の1980年1月26日、『機動戦士ガンダム』の最終話「脱出」が放送されました。ジオン軍の最終防衛ラインの一角である宇宙要塞ア・バオア・クーに対し、地球連邦軍はジオンのコロニーレーザーによる攻撃でレビル将軍とソーラー・システムを失いながらも、残存戦力で総攻撃を仕掛けます。

 対するジオン軍は隙のない指揮で連邦軍を苦しめていたギレン・ザビがキシリア・ザビに殺され、指揮に空白を生んだ致命的な失策や、学徒動員兵の練度の低さも影響し、徐々に追い込まれていくジリ貧の状況でした。

 互いに戦力を消耗していくなか、アムロのガンダムとシャアのジオングもまた、死闘を繰り広げていました。オールレンジ攻撃をかわしながら、確実にジオングにダメージを与えていくアムロ。戦いのなか、シャアは徐々にアムロの意志を感じ始め、急速にニュータイプへと覚醒していきます。しかしアムロの戦闘能力はシャアを凌駕しており、急速接近しつつジオングの左腕を破壊、モビルスーツのコクピット越しにふたりは一瞬の対面を果たします。

「ララァは戦いをする人ではなかった!」アムロの心の叫びにシャアは何も答えられません。さらに戦いは続き、ガンダムは左手とシールドを失い、ジオングは右腕を破壊されオールレンジ攻撃を封じられてしまいます。

 ガンダムに背を向け逃走するジオングのなかで、シャアは滅多に使わないヘルメットをかぶりながらララァに救いを求めますが、答えが返ってくることはありませんでした。

 一方そのころ、ア・バオア・クーに接近していたホワイトベース隊は苦境に陥ります。左エンジンを破壊され擱座(かくざ)したところにリック・ドムによる砲撃を受け、右エンジンも失ってしまいます。3か月の間、激戦に次ぐ激戦を潜り抜けた勇艦も、遂に最期の時が来たのです。

 救援にやってきたガンキャノン・ガンタンクもジオン軍の猛攻に倒され、乗員たちは生き残りをかけた白兵戦に突入します。すでに大勢は決しており、連邦兵もジオン兵も、もはや戦う意味などほとんどない状況で、殺し合わなければいけなくなったのです。

【画像】ガンダム最後の勇姿、頭部を欠いたラストシューティング(4枚)

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