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『Pokemon LEGENDS アルセウス』試遊会レポート 『ポケモン 赤・緑』を彷彿させる理由とは

株式会社ポケモン本社にて、2022年1月28日(金)に発売されるNintendo Switchソフト『Pokemon LEGENDS アルセウス』の試遊会が開催されました。試遊会で感じられた本作の魅力を、可能な限り掘り下げてお届けします。

シリーズの常識が通用しない…野生のポケモンが生きる大自然の冒険は完全に手探り

試遊会当日、株式会社ポケモン本社に飾られた大型パネル  (C)2022 Pokemon. (C)1995-2022 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
試遊会当日、株式会社ポケモン本社に飾られた大型パネル  (C)2022 Pokemon. (C)1995-2022 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

「ヒスイは ビッパをはじめとする
ポケモンのための土地なんだよ
人が踏みいれるには はやいんだよ」

 これは、2022年1月28日(金)に発売される、Nintendo Switchソフト『Pokemon LEGENDS アルセウス』の舞台、ヒスイ地方はコトブキムラに住む村人のセリフです。株式会社ポケモンで開催された試遊会に参加して得られた、RPGからアクションRPGに進化を遂げたシリーズ最新作の魅力を可能な限りお伝えします。

 ポケモンと人とが親密に暮らすことがまだ珍しかった遠い昔の世界を描く本作には、シリーズに共通して登場してきたポケモントレーナーやジムが存在していません。

 主人公は「ポケモン図鑑」の完成を目的に冒険を進めますが……正確には「人と『ポケモン』との距離感をはかる目的のもとに敢行される”未知なる生物”の調査」と表現する方がしっくりきます。

 と言うのも、本作ではシリーズの常識が全く通用しないのです。大自然のなかでシンボルエンカウントする野生のポケモンを前に、行うことはまず「観察」です。そこからどう行動するか、調査員となった主人公の取るアクションの選択肢はさまざまです。

 例えば、ポケモンの背後から忍び寄り、木製のモンスターボールを投げて捕獲できます。また、好戦的なポケモンを相手に、手持ちのポケモンで応戦することもできます。さらに、ポケモンが群れをなしている場合には、必死に逃げなくてはなりません。ポケモンが主人公にダイレクトアタックを仕掛けてくることも珍しくないためです。

 シリーズの常識が通用しないことは、操作性のほか、バトルにも同じことが言えるでしょう。試遊会では「ストライク」がヒスイ地方の環境下、独自の進化を遂げた「バサギリ」と対戦することもできましたが、立ち向かうのはあくまで”人”である主人公です。猛る「バサギリ」に対しポケモンを繰り出し、隙を見て「シズメダマ」であらぶりゲージを減らします。

 また、バサギリの繰り出す技、「ステルスロック」は直接攻撃になりました。ポケモンのレベルの差で”ねじ伏せる”ような闘いのセオリーも見直されています。

 ポケモンの戦闘力のほか、プレイヤーの瞬発力も試されるバトルは一筋縄ではいきません。野生のポケモンから受ける攻撃のほかにも、高所から落下した際にも主人公がダメージを受けてしまいます。本作における野生のポケモンは、自然の一部として描かれているようにも感じられました。

【画像】『Pokemon LEGENDS アルセウス』パネルをよく見てみると?(16枚)

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