40代コロコロ中年、3Dプリンターで「ホットショット」を修復? 大人のRCカーライフ(17)
破損した「ホットショット」のパーツが手に入らず、半ばあきらめていた筆者でしたが、いつもお世話になっている新北総サーキットのオーナーさんが自作してくれるとの申し出を受けて大喜び。しかし、ジャンプを繰り返すオフロードマシンのパーツ作りは簡単にはいかず……?
入手困難なパーツを3Dプリンターで作製
筆者のRCカー「ホットショット」が破損してからずいぶん経ちますが、リアパーツの入荷情報はいっこうに届きません。仕方がないのでヤフオクにパーツ取り用のジャンク品として出品されているホットショットを手に入れようと思ったのですが、なんと5回連続で入札負けしてしまいました。ホットショット愛に満ちあふれた方がいるのは嬉しいのですが、どこもパーツ不足が深刻なのでしょうか。
徐々に個体数を減らしつつあるホットショットに愛の手を。具体的にはスペアパーツの供給プリーズ。
そんな愚痴はさておき、ホットショットをどうしようかと考えていた昨年末、いつもお世話になっている新北総サーキットのオーナーさんから、不意に連絡がありました。曰く「壊れたパーツを3Dプリンターで作ってみよう」とのこと。本来なら自分でやりたいところですが、仕事のスケジュールを考えると、とても無理な話です。ありがたくお願いすることにしました。
パーツの現物があるとかなり助かるそうなので、新年のあいさつがてらコースを訪れ、壊れたパーツと、対になる壊れていないパーツを渡し、しばし待つこと数週間。ついにパーツができたと連絡がありました。
すぐにスケジュールを調整してサーキットへと向かい、自作したパーツを見せてもらったところ、実によくできていました。ホットショットに組み込んでみたところ、寸法、交差ともにバッチリで、特に問題なく組み込むことができました。やはり熟練者は違います。
組み込みを終えてバッテリーを取り付け、久々にモーターに電気を流すと、「ギュイイイイン」と、いい音で回ります。数か月ぶりに聞く最高の音です。さあレッツ、ホットショット!
オーナーさんにも見てもらいながら、早速コースにマシンをON! 行け! 俺の愛機よ! 飛べ! ジャンプだ!
……ピキッ。着地の瞬間、そんな音が聞こえた気がしました。
着地後、あらぬところへ走っていく我が愛機。操作を止めていったい何ごとかと確認したところ……。
新造したパーツは、ただ一度のジャンプで破断していたのです。