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『鬼滅の刃』で鬼が認めた剣士たち「至高の領域」「肉体の完成形」意外に褒め上手?

もっとも「褒め上手」な鬼は…?

 ここまで上弦の参・猗窩座、上弦の弐・童磨による褒めシーンを紹介しましたが……鬼も位が上がるほどボキャブラリーが豊かになるのか、上弦の壱・黒死牟はさらに流暢に褒め言葉を操ります。

●大人以上の精神力を持つ14歳・時透無一郎

 鬼殺隊と鬼たちとの最終決戦のなか、霞柱・時透無一郎は、鬼舞辻無惨の部下のなかで最強の上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)と相対します。この相手に対し時透は思わず「怖気が止まらない 体が戦闘を拒否している」とたじろぎます。しかし、そこは14歳で柱になった実力者。自らひと呼吸おくと、すぐに平静を取り戻します。その振る舞いを見た黒死牟は時透を絶賛。

「精神力も…申し分…ないようだ」「なかなかに良き技だ…」「その若さでそこまで練り上げられた剣技…私に怯みはしたもののそれを押さえ込み斬りかかる胆力」

 まるでアナウンサーのように、冷静に相手の良いところを述べていきます。時透のポテンシャルが認められたシーンでした。

●筋肉で鬼をゾクゾクさせた男・悲鳴嶼行冥

 黒死牟はほかに、岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)のことも絶賛しています。その対象は彼のトレードマークである筋肉。鎖型の武器をぶん回しながら向かってくる行冥を見た黒死牟は、思わず「素晴らしい…極限まで練り上げられた肉体の完成形…」「これ程の剣士を拝むのは…それこそ三百年振りか…」と感動。そして、そのコマの擬音には「ゾクゾク」という文字が。鬼を筋肉だけでゾクゾクさせられる男は、間違いなく悲鳴嶼行冥だけと言えるでしょう。

●鬼舞辻無惨が認めた「鬼殺隊がつないだ想い」

 最後は、竈門炭治郎たち鬼殺隊が、とうとう鬼の始祖である鬼舞辻無惨を追い詰めたシーンです。人の絆などの類いをまったく信じてこなかった鬼舞辻無惨ですが、薄れ行く意識のなかで「肉体は死ねば終わり だがどうだ 想いは受け継がれ決して滅ばず……」と、鬼殺隊やそれにかかわってきた人間たちの「想い」を認めるようなシーンがありました。無惨の性格を考えれば、これだけでも絶賛と言っていい表現でしょう。

(吉原あさお)

※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

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