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「悪魔の実」は必要ない?『ワンピース』最強の非能力者3選 3千戦全勝の男…

悪魔の実によって特殊な能力を使えるキャラが多い『ONE PIECE』の世界ですが、悪魔の実を食べずとも能力者以上の力を発揮する人物も存在します。今回は、そんな非能力者のなかで誰が最強なのかを考察します。

悪魔の実を食べずに世界最強まで上り詰めた男

(画像:写真AC)
(画像:写真AC)

 さまざまな悪魔の身の能力を駆使して戦う能力バトルも魅力の人気マンガ『ONE PIECE』。しかし、悪魔の実を食べることなく、己の力のみで能力者と互角以上の戦いを見せるキャラも多数存在します。今回はそんな『ONE PIECE』に登場する非能力者のなかで誰が最強なのか、これまでのバトルを振り返りながら紹介します。

●世界最強の剣士「ジュラキュール・ミホーク」

 ひとり目に紹介したいのが、元王下七武海の一員で世界最強の剣士と呼ばれる「鷹の目」ことジュラキュール・ミホークです。黒刀「夜」の使い手で、過去には現四皇である赤髪のシャンクスと、「伝説」と謳われる決闘を繰り広げたこともあるほどの剣豪。

 その強さが分かるのが、ミホークが初登場した時のことでした。暇つぶしを理由にイーストブルーの海賊・首領クリークの戦艦50隻をひとりで沈め、さらにゾロとの戦闘では小刀1本で3刀流を止めるなど、バケモノじみた実力で読者を震えさせました。

 また頂上戦争で政府側の七武海のひとりとして参戦すると、白ひげ海賊団の幹部たちと対峙、ここでも本気を出すことなくビスタやジョズの攻撃を止めていました。まだ作中では戦闘シーンを描かれることは少ないですが、それでも『ONE PIECE』界最強非能力者候補のひとりに入るのは間違いないでしょう。

●3000戦全勝、怒りの雷兵の異名を持つ「キュロス」

 続いては、「ドレスローザ編」で登場した元リク王軍軍隊長で、かつてコリーダコロシアムにて「3000戦全勝」を成し遂げた伝説の男・キュロスです。

 その強さが分かる戦闘シーンが、ドンキホーテファミリーの最高幹部で「ヒラヒラの実」の能力者・ディアマンテとの1戦です。卑怯な手を使うディアマンテの猛攻を、キュロスは左足を失っているにも関わらず剣1本で全てしのぎます。そして、なんとか懐に入ると渾身の力で雷の破壊剣をふるい、妻・スカーレットを殺した因縁の相手を見事撃破しました。

 バケモノ級だらけの『ONE PIECE』キャラのなかでは、比較的普通の人間のように描かれていますが、能力者相手にも臆さない強い精神力と強さを持った人物と言えるでしょう。

●麦わらの一味のNo.2、三刀流の使い手「ゾロ」

3人目に紹介するのは、麦わらの一味のNo.2的存在である三刀流の剣士・ゾロです。ルフィに海賊の道に誘われるまでは、イーストブルーの「海賊狩り」として恐れられていました。その後、前述のとおり世界一の剣豪・ミホーク相手に手も足も出ず敗北を喫してしまいます。この敗北をバネに、ゾロは日々のトレーニングや強者との戦闘で着実に力をつけていきました。

そして、2年間の修業では、シッケアール王国跡地にてかつて負けたミホーク相手に教えを乞い、覇気を習得してさらなる進化を見せます。その後、「新世界編」ではモネやピーカやといった能力者を相手にしても、余裕を見せながら撃破。さらに、「ワノ国編」において鬼ヶ島で百獣海賊団と戦闘中に、覇王色の覇気を使えることも判明しました。

ミホーク戦後、ルフィに「2度と負けねえから」と宣言して以降、剣の使い手との戦いでは未だ負けなしのゾロ。これからの伸びしろも十分あり、世界一の剣豪になる日も近いかもしれません。

 ここまで3名の非能力キャラを紹介してきましたが、他にも海賊王ロジャー時代の海賊・海兵にも最強非能力者は多数存在しています。いくつか名前をあげると、ロジャー海賊団の副船長シルバーズ・レイリーや、白ひげとロジャーが取り合った男・光月おでん、海軍ではルフィの祖父・ガープも非能力者です。「覇気」をはじめ悪魔の実の能力以上の力をつけることで、能力者と互角以上のバトルをしてきた非能力者のバトルは、今後も必見です。

(井上椋太)