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横須賀が舞台のアニメ『スローループ』 フライフィッシングで人と人をつなぐ物語

2022年1月から放送がスタートしたTVアニメ『スローループ』は、主人公・海凪ひよりが亡き父親から教わったフライフィッシングを通じて、母親の再婚で新たに家族となった海凪小春をはじめさまざまな人との絆を深めていく物語です。舞台モデルのひとつとなっている横須賀市とのコラボも行われており、いま注目の作品です。

フィッシングが結ぶ、女の子同士の絆

主人公の海凪ひよりは、フライフィッシングが得意だが人見知りなところもある。アニメ『スローループ』第1話より (C)うちのまいこ・芳文社/スローループ製作委員会
主人公の海凪ひよりは、フライフィッシングが得意だが人見知りなところもある。アニメ『スローループ』第1話より (C)うちのまいこ・芳文社/スローループ製作委員会

 近年、ゆる~く友だちとのキャンプを楽しむ『ゆるキャン△』や、登山に励む『ヤマノススメ』など、女の子がアウトドアに挑戦する作品が注目を浴びています。可愛い女の子が野外でわちゃわちゃしているのを見るのはなぜか心が癒されるものですが、そんな作品のなかに新たに加わったのが、今回紹介するアニメ『スローループ』です。

 主人公・海凪ひよりは、3年前に亡くした父親から教わったフライフィッシングを続けている女の子。母親の再婚を控え、もうすぐ見知らぬ誰かと家族になるひよりがいつものように堤防で釣りをしていると、小春という名の女の子が突然現れ、服を脱いでスク水姿で海に飛び込もうとしたのです。慌てて止めたひよりは、海のない地方から引っ越してきたばかりというその子となんとなく打ち解け、釣った魚をお刺身にして一緒に食べて仲良くなります。

 そしてひよりは、新たな家族との顔合わせで、小春が自分の新しい家族だと知ることになるのです。

 ひよりと小春、ひよりの幼なじみの吉永恋、釣り船屋さんの船長の福元一花。その妹で餌釣りをしている二葉と、生き物は苦手だけど二葉と仲良くなりたくて釣りに参加する二宮藍子など、『スローループ』では多くの女の子たちがフィッシングを通じて交流を深めていきます。

 釣りを題材にしたアニメとしては昭和の時代には『釣りキチ三平』、平成では『スーパーフィッシング グランダー武蔵』、近年では『放課後ていぼう日誌』などさまざまな作品がありますが、『スローループ』ではフライフィッシングをメインに扱っているのが大きなポイントです。

 現代の釣りは生き物を餌として使う餌釣りと、ルアーと呼ばれる疑似餌を使うルアーフィッシングが大きなシェアを持っています。しかしフライフィッシングはそのどちらとも異なるジャンルであり、使用する機材や技術も独特なものとなっています。

 まず、餌は「フライ」と呼ばれる虫に似せた毛針を使用します。フライにも、水に浮かばせて水面に落ちた虫に見せかけるドライ(乾式)、水棲昆虫の幼虫に似せ、底に沈めて使うニンフ(蛹式)、ドライとニンフの中間で、水中を流される虫に見せかけたウェット(湿式)、小魚に似せたストリーマー(流式)の4種があることなど、フライフィッシングの初心者に向けての解説が作中でもきちんと行われています。

【画像】アニメ『スローループ』…魚釣りで心を通わせる女の子たち(9枚)

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