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『カイジ』スピンオフでわかった利根川たちの意外な一面 実はイタいブログやってた…?

福本伸行先生の人気マンガ「カイジ」シリーズのスピンオフ、『中間管理録トネガワ』『1日外出録ハンチョウ』『上京生活録イチジョウ』の3作。主人公はいずれも本編でカイジと戦った強敵たちですが、スピンオフでは彼らの日常や過去が描かれ、話題を呼んでいます。今回はスピンオフで明らかになった利根川、大槻、一条の意外な一面を紹介します。

優秀な男・利根川はリアクションの才能もあり?

カイジが死闘を繰り広げた「デキる男」利根川の苦難の日々が描かれた『中間管理録トネガワ』(講談社)
カイジが死闘を繰り広げた「デキる男」利根川の苦難の日々が描かれた『中間管理録トネガワ』(講談社)

 福本伸行先生によるギャンブルマンガの金字塔「カイジ」シリーズの敵たちを主人公とし、彼らの日常や過去を描いた公式スピンオフギャグマンガが、『中間管理録トネガワ』『1日外出録ハンチョウ』『上京生活録イチジョウ』の3作品です。福本マンガの大ファンである萩原天晴先生が原作、『カイジ』のアシスタント経験者の橋本智広先生と三好智樹先生ら福本作品の絵柄再現に長けた漫画家が作画を手掛けています。

 現在の本編の『カイジ』にはまだないはずのスマホやTwitterが登場するなど時代が先に進んでいる面もあり、半分パラレルワールドのようになっていますが、福本先生からも「好きにやっていい」と許可をもらってやっている作品なので、「公式」と考えていいでしょう。今回はそんなスピンオフで明らかになった、利根川、大槻、一条の意外な一面を紹介します。

●利根川幸雄はデキる男だが、とにかく苦労人

『賭博黙示録カイジ』でカイジを追い詰めた初期の強敵・利根川幸雄。「金は命より重い…」など厳しい世界を生き抜いた経験に基づく、残酷ながらも芯をついた名言も残しています。

 そんな利根川のスピンオフ『中間管理録トネガワ』では、兵頭会長のムチャぶり、パワハラと部下たちとの板挟みになりながらも、彼は随所でその優秀さを見せていました。上司としての度量、頭のキレ、大人としての常識と知識と思いやりで、部下からも尊敬されています。そんな利根川は、時折部下たちに意外な過去を明らかにすることもありました。

 自分の道がこれでいいのかと悩む部下には、異常に上手いギターの腕を披露し、かつて音楽の道を志していたことを示唆させ、また帝愛の「南波照間」支店に飛ばされることになって不満タラタラの部下たちには、ウミヘビにかまれた傷跡を見せてかつて自分もその支店にいたことを明らかにしました。ちなみに、私生活を見る限り独身ですが、学生時代からモテていたようです。

 それ以外にも、ボウリングも得意かつドッジボールを片手で止める、部下の結婚式ではムーンウォークを披露するなど、中年とは思えない運動神経も持ち合わせています。また、かつて運営していた自作の格言や人生論を綴ったブログがライバルの黒崎にバレていたり、会長から「リアクションがいちばんおもしろい」とドッキリをかけられまくったり、心理テストで会長もドン引きの「ド変態」認定されたりと、意外な一面と苦労人ぶりを見せていました。

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