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発売前に削除したはずが! ゲームの「没キャラ」とアナログ時代の珍事件

本来登場するはずのないキャラクターが何らかの拍子で画面に現れてしまう事件は、オフラインだから起こった珍事とも呼べるでしょう。この記事ではゲーム本編に登場しない予定だったにもかかわらず、令和のいまなお、ゲーマーが語り継ぐ有名「没キャラクター」たちを紹介していきます。

本来いるはずのない没キャラクターを通じて、開発の裏側を見る

幻のモンスターは「パルテノスX(エックス)」ではなく…×(バツ)印? 『不思議のダンジョン2 風来のシレン』(スパイク・チュンソフト)
幻のモンスターは「パルテノスX(エックス)」ではなく…×(バツ)印? 『不思議のダンジョン2 風来のシレン』(スパイク・チュンソフト)

 今ではインターネットに接続することを前提にしたゲームタイトルは当たり前のモノとなりました。リリース後も、バグや不具合、仕様変更が適宜行われています。

 まだインターネットが普及していなかった時代、ロムカセットやディスクには本来、消去されるはずであったデータが初期販売用ソフトに残っていることがありました。発見された「没データ」の情報は、SNSがない時代でも、ゲームユーザーの間で都市伝説のように伝播していたのです。

 ゲーム本編に登場しない予定だったにもかかわらず、令和のいまなお、ゲーマーが語り継ぐ有名「没キャラクター」たちを紹介していきます。

 まず、芸能人随一のゲーマーでお笑いタレントの伊集院光さんがTBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』内で、偶然の目撃情報を紹介した「パルテノスX」です。これは、スーパーファミコン用ソフト『不思議のダンジョン2 風来のシレン』に登場予定だったモンスターです。

 開発段階で没になったものの、データだけがロムのなかに取り残されており、プレイ中の偶然が重なることでまれに登場してしまうバグは当時のプレイヤーの探究心を強くあおりました。ラジオ内では、開発を務めた中村光一さんのコメントも紹介され、このキャラクターは「 パルテノスX(エックス)」ではなく、「×(バツ)」で「没」を表していたと説明されました。

 また、今でもネタとなっている没キャラクターでは、KOEIの発売したPC用ゲーム『三国志11』に登場した架空の将軍「糞藝爪覧(フンゲイソウラン)」も有名です。通常プレイでは登場しませんが、ゲームを構成するファイルをWebブラウザで読みこむという「力技」を駆使することでデータを確認することができます。

 読み方によってはゲームをネガティブにとらえられかねない名前であるうえ、「糞藝爪覧」の解説欄に記載された文章は「あーつまらん」のひと言。この没キャラクターが、当時の開発陣の心情を表したモノなのか、遊び心なのか……。修正版でデータごと削除されてしまった今では、真相が分かりません。

【画像】ボツなのに有名なキャラが登場するゲーム(4枚)

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