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『ジョジョ』に登場する「飛行機」は不吉の象徴か? 乗っても乗らなくても大惨事に

『ジョジョの奇妙な冒険』第2部の主人公ジョセフ・ジョースターは生涯で4度乗った飛行機が墜落する運の悪い男ですが、それ以外でも『ジョジョ』で飛行機が出てくるととんでもない事態につながります。今回は飛行機で起きた『ジョジョ』の「厄災」を振り返ります。

ジョセフは何度も飛行機で死にかけた

人生で何度も「飛行機」でひどい目に遭っているジョセフ・ジョースターが表紙の『ジョジョの奇妙な冒険 第2部』1巻(集英社)
人生で何度も「飛行機」でひどい目に遭っているジョセフ・ジョースターが表紙の『ジョジョの奇妙な冒険 第2部』1巻(集英社)

『ジョジョの奇妙な冒険』(著:荒木飛呂彦)では、「飛行機」にまつわる恐ろしい場面がいくつも出てきます。飛行機は閉鎖空間で、なおかつ落ちたらアウトな乗り物なので、他のマンガや映画などでもサスペンスを盛り上げる舞台として使われがちですが、それにしても『ジョジョ』での「飛行機」の扱われ方は異常なのです……。

●人生で4度墜落した男、ジョセフ・ジョースター

 第2部の主人公ジョセフ・ジョースターは本人もはっきり語っている通り、人生で何度も「墜落」しており、飛行機との相性が最悪な男です。最初は13歳の時、スピードワゴンの飛行機がハイジャックされた際に同席していたジョセフは、誘拐犯たちに殴られて祖母・エリナにもらった服が汚れたことで激怒し、波紋でパイロットを気絶させ、スピードワゴンと一緒にシートにくるまって、間一髪で飛行機から脱出しました。

 2回目は2部のクライマックスで、カーズに飛行機で捨て身の攻撃をして火山に突っ込んだ時。この時はシュトロハイムの助けがなければ、おそらく溶岩に飲まれて死んでいたでしょう。そして、第3部ではエジプトに向かうために承太郎たちと乗った飛行機が「タワーオブグレー」に襲われ、ジョセフ自身が操縦して何とか海面着陸しています。この時に墜落が人生3回目だと告白したジョセフは、実の孫から「2度とテメーとはいっしょに乗らねえ」と辛らつなひと言をもらいました。

 さらに第3部では道中、ジョセフが操縦するセスナ機で移動することになるのですが、花京院が同乗していた赤ん坊(マニッシュ・ボーイ)のスタンド「デス13」に夢のなかで襲われて大暴れしたために、飛行機は墜落の危機に。ジョセフは「ハーミット・パープル」で操縦して何とか機体を立て直すのですが、喜んで気を抜いた次の瞬間にヤシの木に衝突して、結局また墜落してしまうのでした。

 また、第4部では、ジョセフは電気のある場所ならどこでも潜めるスタンド「レッド・ホット・チリ・ペッパー」を「ハーミット・パープル」で捜索するために、杜王町にやってきます。その際、「レッド・ホット・チリ・ペッパー」の本体・音石明は、ジョセフの乗る船まで「ラジコン飛行機」を飛ばして彼を殺そうと画策。この企みはジョセフの息子・仗助によって阻まれますが、ジョセフはまたしても飛行機によってとんでもない目に遭うところでした。

 そんなジョセフは、第2部の青年期時点での将来の夢は「パイロット」。操縦の腕自体は悪くないようにも思えますが、あまりにも飛行機運が悪いのを自覚してか、結局不動産の道に進んで大成功を収めました。ちなみにジョセフの父・ジョージは英国空軍に属していましたが、司令官がディオによって生み出されたゾンビであることに気づいたために、殺されています。ジョースター一族は、飛行機には関わるべきではないようです。

【画像】「飛行機」による攻撃や惨事が描かれた『ジョジョ』の各場面を振り返る(10枚)

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