マグミクス | manga * anime * game

ここぞの一撃を決める「スナイパー」キャラたち 心理戦や切ない名言も胸を打つ!

主人公をサポートする頼もしいキャラでもあり、時には恐ろしい敵でもあり……。確かな目と慎重さと度胸、さまざまな能力を持ち、ここぞの一発を決める「スナイパー」キャラたちを紹介します。

忍耐力も必要なスナイパー 名言や「狙撃手論」も続々

マンガ史上最強にして最多のターゲットを仕留めてきたスナイパー、デューク・東郷が主人公のギネス記録マンガ最新刊『ゴルゴ13』203巻(小学館)
マンガ史上最強にして最多のターゲットを仕留めてきたスナイパー、デューク・東郷が主人公のギネス記録マンガ最新刊『ゴルゴ13』203巻(小学館)

 離れた場所から標的を撃ち抜く「狙撃手(スナイパー)」。マンガのキャラクターの代表格でいえば、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス記録を打ち立てた『ゴルゴ13』の主人公、デューク・東郷や、狙撃だけでなく近接銃撃戦でも数々の超絶技術を見せた『シティーハンター』の主人公・冴羽リョウなどが挙げられるでしょう。

 波の隆起と跳弾を計算しての狙撃や、ビルから飛び降りながらの一瞬のタイミングを狙った射撃を決めるなど、怪物的な射撃センス見せるゴルゴ13。自分の手を撃って射撃の威力を調整する判断力と技術、強風でも1キロ先から狙撃できるスナイピング能力を持ち、逆に自分が狙撃されそうなときはそれを察知できる冴羽リョウ。今回は、もはや別格といえるこのふたり以外にもいる、かっこいいスナイパーキャラを紹介します。

●『ONE PIECE』ウソップ

 まずは「麦わらの一味」のひとりにして、自ら「そげキング」と名乗っているウソップです。銃ではなくパチンコ玉を使いますが、命中精度は非常に高く、長距離戦でも近接戦でも印象的な活躍を見せています。

「CP9編」での世界政府の旗を撃ち抜いて燃やす場面や、「ドレスローザ編」で見聞色の覇気に目覚めてシュガーを気配だけでとらえて狙撃する場面など、驚異的な腕前です。また、撃ちこむ弾も状況に応じて生卵から火薬、急成長する植物まで駆使して工夫するなど、他の狙撃手キャラにはない攻撃のバリエーションも持っています。

 いずれ描かれるであろう「黒ひげ海賊団」のヴァン・オーガーとのスナイパー対決や、「赤髪海賊団」にいる父・ヤソップとの物語にも期待が高まります。

●『ゴールデンカムイ』尾形百之助

 日露戦争後の北海道を舞台にした金塊を巡る戦いを描いた人気マンガ『ゴールデンカムイ』。同作の曲者だらけのキャラたちのなかでも特に異彩を放っているのが、天才的な狙撃の腕前を持つミステリアスな男・尾形百之助です。ネコ科の生物のような真っ黒で大きい瞳と、常に手入れしているオールバックの髪型が特徴で、また冷静沈着かつ慎重で執念深い、まさに「狙撃手向き」な性格をしています。

 夜の森で素っ裸の状態でも的確な狙撃を決めていた尾形のこれまでの最大の見せ場は、「樺太編」でロシア国境警備隊と繰り広げた「スナイパー対決」でしょう。敵狙撃手のヴァシリも超一流の腕前を持っていましたが、尾形は射撃能力だけでなく、忍耐力や抜け目のなさでさらに相手を上回り、ひと晩にわたる長期戦を制しました。この際に互いがモノローグで見せる心理戦と、それぞれの「狙撃手論」も印象的です。

【画像】冷静沈着、確実に決める、マンガのスナイパーキャラたち

画像ギャラリー

1 2