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【漫画】桜でお花見する家主に、庭の椿が嫉妬? 自己主張の強い「精霊」たちに驚き!

庭の美しい古民家に引っ越してきた女性。そこは1年中花が咲くように庭づくりされていて、冬には一番好きな花・椿がたくさん咲いていました。春になると隣の家の桜が満開になり、お花見を楽しむ女性。すると夜、枕元に椿の精霊が現れ……? まるかわさんのマンガが素敵な世界観です。

植物に感情があったらこんな感じ?「かわいい」「重いけど好き」

散りかけている椿さんは、桜に嫉妬?(まるかわさん提供)
散りかけている椿さんは、桜に嫉妬?(まるかわさん提供)

 庭の美しい古民家に引っ越してきた女性。そこは1年中花が咲くように庭づくりされていて、冬には一番好きな花・椿がたくさん咲いていました。春になると隣の家の桜が満開になり、「きれい」と家でお花見を楽しむ女性。すると夜、枕元に椿の精霊が現れ……?

 まるかわさん(@marukawa81)による創作マンガ『嫉妬深い椿の話』がTwitterで公開されました。椿、桜、藤といった、感情豊かな「木霊」たちが登場する物語。読者からは「かわいい」「素敵なお話」「面白い」「椿さん重いけど好き」「花がこれだけアピールしてきたら毎日楽しそう」などの声があがりました。Twitter投稿は1万リツイート、5万いいねを超える話題作となっています。

 作者のまるかわさんに、お話を聞きました。

ーー『嫉妬深い椿の話』のお話はどのようにして生まれましたか?

 2019年に作った話のため、はっきり覚えているわけではないですが……花が咲いている時はチヤホヤされているのに散ったら扱いが変わることに対して、もし植物に意思があったらどう思うかなあと考えたのがきっかけです。

 当時描いていたのが、当たり前のように妖怪が日常にいるという内容のマンガだったので、このお話も当然のように「家鳴り」が先住しており、主人公も妖怪を見ることができ、木霊はぐいぐい自己主張をしてきます。

ー−作中に登場する木霊さんたちがそれぞれ個性的ですが、キャラクター作りで工夫なさったところを教えて下さい。

 木霊はみんなできるだけ中性的に描くことを心がけていました。キャラクター作りでは、藤は房になった花なので、複数人でしゃべっているような繰り返し調のセリフにしました。桜は慇懃無礼な感じです。万人に愛されている自信があったうえでの性格をイメージしました。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「私の家の近くに“千年椿”と呼ばれる椿があります。久々に会いに行きたくなりました! 山の中にひっそり佇む千年椿は何を考えているのだろうか? と感慨深かったです」というコメントがとても素敵でした。京都にある椿だそうで、世の中はまだまだ素敵でロマンチックなことがたくさんあふれているなあと感じました。

 また、木の精霊が主人公や人に愛情(賛美)を求めるという部分から、梨木香歩先生の『家守綺譚』を連想されている方も多かったです。私は高校時代にその小説に出会ってから、なんて優しい世界観なんだろうと感銘を受けたので、そう言っていただけてうれしかったですし、もし読んだことのない方がいたらぜひ読んでみてほしいなあと思いました。

新連載『異郷の爪塗り見習い』が2022年3月2日よりスタートする (C)まるかわ/主婦と生活社
新連載『異郷の爪塗り見習い』が2022年3月2日よりスタートする (C)まるかわ/主婦と生活社

ーー2022年3月2日より「PASH UP!」にて新連載『異郷の爪塗り見習い』が始まるそうですね。お話のあらすじや見どころなどをご紹介いただけますか?

 2019年にTwitterで公開した『異世界ジェルネイル』という短編マンガがベースとなっているお話です。主人公はジェルネイルが趣味の会社員です。ある日突然異世界転移してしまい、転移先はなんと爪で魔法を使う世界で……! という内容は短編マンガとも共通しているのですが、『異郷の爪塗り見習い』に関してはもうひとつ「なろう系あるある」を加えた作品になっております。

 2019年後半はちょうど妊娠で暇だったため、小説投稿サイト「小説家になろう」の作品を片っ端から読んでいたのですが、昔話のように各話で共通または類似する部分があることを知りました。そういった「なろう系パターン」を多々取り入れておりますので、読みながら「あっこれ、“なろう”で見た!」と楽しんでいただければ幸いです。

 また短編マンガ同様、ジェルネイルに関する簡単な知識もTIPSとして併記しております。そのためジェルネイルを知らない方でも問題なく読める内容となっております。

 連載開始前には、告知用の1ページカラーマンガと本編画像が数枚公開されるとのことでしたので、今後の展開については「コミックPASH!編集部」か私のTwitterアカウントをフォローまたはご確認いただければと思います。

ーー単行本『異星人の子を授かりまして。』が発売中です。こちらについてもご紹介いただけますか?

 このお話は主人公の地球人・ミチと、異星人で夫のヴっさんによる、妊娠から出産までの物語です。元々は『スタートレック』に出てくるスポック(バルカン星人と地球人のハーフ)のご両親に思いをはせたことから思いついた内容でした。

 異星人との結婚ブームの波に乗り、 地球人のミチとオロエレ星人のヴっさんもゴールイン! 子供も授かり、幸せの絶頂……だったはずなのに、20か月にも及ぶ妊娠期間と激しいつわりに悩まされるミチ。ところが、オロエレ星は妊婦にめちゃめちゃ手厚く、つわり祝い金に、家事全般旦那が担当!? 戸惑いだらけのマタニティライフをふたりはどう乗り越えていくのか!? という感じのお話です。

 SFテイストのフィクションではありますが、私自身の妊娠出産経験がベースになっています。妊娠出産は、実際にやってみないと分からないことがたくさんありました。(もちろん知らないことはまだたくさんあります。人の数だけ妊娠の種類があるので……あくまでもこのお話はミチと私の妊娠のお話なのです)とはいえ、このお話でなんとなく分かる部分もあるかと思われますので、妊娠の有無に関わらず、老若男女問わず楽しんでいただけたら幸いです。

(マグミクス編集部)

【マンガ】引っ越してきた古民家では、嫉妬深い椿の精霊が毎晩登場!「私と桜、どっちが美しい?」 本編を読む

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