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後から株を上げた「ジャンプ」キャラたち。煉獄さんも最初は「嫌な奴」だった?

かっこいい「ジャンプ」の人気キャラクターが、初登場時の第一印象が必ずしも良いヤツとは限りません。最悪の登場から徐々に株を上げていき、人気を獲得してきたキャラクターも多数います。この記事では、「最初は苦手だったけど後から好きになった『ジャンプ』キャラ」を紹介します。

400億の男も第一印象は良くなかった?

(画像:写真AC)
(画像:写真AC)

 初登場が最悪な印象からだったとしても、そこから徐々に株を上げたキャラクターは「週刊少年ジャンプ」のマンガにも多数存在します。今回は、ネット上で話題になった「最初は苦手だったけど後から好きになったジャンプキャラ」のなかで、特に支持されていたキャラクターをご紹介します。

 たとえば、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で大活躍し、国内興収の歴史を塗り替えた「400億の男」として知られる『鬼滅の刃』の炎柱・煉獄杏寿郎も、じつは第一印象があまりよくなかったキャラクターです。彼の初登場シーンは「柱合会議」の場面でした。鬼になった妹を庇うという鬼殺隊にあるまじき隊律違反をした炭治郎に対し、杏寿郎の第一声は「裁判の必要などないだろう!」「鬼を庇うなど明らかな隊律違反! 我らのみで対処可能! 鬼もろとも斬首する!」でした。

 しかも、この冷徹極まりないセリフをほほ笑みながら発しているように見えるのです。ネット上でも「初めて煉獄さんを見た時は、歪んだ正義感を振りかざす系のサイコパスだと思ってた」「まさか煉獄さんに泣かされる日が来るなんてね……」という声があがっています。

『僕のヒーローアカデミア』の爆豪勝己も、連載当初は「主人公をいじめる嫌なヤツ」として登場しました。彼は天才にありがちな「唯我独尊・俺様タイプ」で、個性を持たない緑谷出久が同じ高校を志望すると聞いた際には「没個性どころか無個性のてめェがあ~」「何で俺と同じ土俵に立てるんだ!!?」と激怒。挙句の果てには、「そんなにヒーローに就きてんなら効率良い方法あるぜ」「来世は個性が宿ると信じて… 屋上からのワンチャンダイブ!!」と、出久にとってもっとも残酷な言葉を浴びせていました。

 しかし、雄英高校に入学してからは、勝己もすっかりいじられキャラに。数々の戦いを経て、出久との関係も徐々に改善されていき、第129話「爆豪勝己:ライジング」では出久を庇って自ら攻撃を受ける姿まで見せています。

 その他にも『ハイキュー!!』の月島蛍や、『BLEACH』の涅(くろつち)マユリなども、「最初は苦手だったけど後から好きになったジャンプキャラ」として名前があがっていました。

(マグミクス編集部)

※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記