【漫画】日本発祥の「麻婆春雨」が中国料理店のメニューに? 注文したら想像と違った!
増田薫さんは、友人に「麻婆春雨は日本発祥の中華料理だ」と聞きました。しかしある日中国料理店に入ると、メニューに「麻婆春雨」が。「日本発祥だから、中国にないはずでは?」と思いつつ注文すると、出てきた料理にびっくり! 思っていたのと違う麻婆春雨とは……?
中国料理店で出される「麻婆春雨」に驚き! 日本のとは別モノだった

増田薫さん(@masudakaoru_)は、友人に「麻婆春雨は日本発祥の中華料理だ」と聞きました。しかしある日、昼食を食べに中国料理店(本格的な中国の料理を出すお店。中華料理店とは区別される)に入ると、メニューに「麻婆春雨」が。「日本発祥だから、中国にないはずでは?」と思いつつ注文すると、出てきた料理にびっくり……!
中国料理店で出される「麻婆春雨」について描いたマンガ『日本生まれの中華料理「麻婆春雨」に何が起きているのか』がTwitterで公開されました。本作はWebメディア「ジモコロ」で連載中の中華料理探訪マンガ『いつか中華屋でチャーハンを』の一編。
麻婆春雨は中国にはない料理ですが、中国料理店では各店で独自の「麻婆春雨」を提供しているようです。読者からは「日本生まれなのは知らなかった」「めっちゃ気になる」「食べたくなった」「今度中国料理屋さん行ったら試してみよう」「食文化って面白い」などの声があがりました。Twitter投稿は1万リツイート、3万いいねを超える大きな反響が集まっています。
作者の増田薫さんに、お話を聞きました。
ーー増田薫さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
大学の後輩がWebメディア「ジモコロ」の編集をしている「Huuuu」という会社に入社しまして、その時連載を担当する枠をもらったということで、私に「マンガを描きませんか」と声をかけてくれたので描き始めました。
ーー今回の麻婆春雨のエピソードは「ジモコロ」にて連載中の『いつか中華屋でチャーハンを』の一編ですが、中華料理についてマンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。中華料理が特にお好きでいらっしゃるのですか?
昔、「中華料理屋さんでカレーとオムライスを見つけたら必ず食べる」というルールで暮らしていた時期があり、Twitterに「#中華料理屋カレー」「#中華料理屋オムライス」というハッシュタグを付けて投稿していたのを編集者の後輩が見て、中華料理のマンガを描くのはどうかと提案してくれたのがきっかけです。中華料理が特に好きというわけではないです。何でも大好きです。
ーー今回の作品の投稿で、特に印象に残った読者の反応があれば教えて下さい。
通知を切っていて正直ほとんど見ていないのですが、この投稿後に『いつか中華屋でチャーハンを』の電子書籍がAmazonの「エッセー・随筆」ランキングで(一瞬ですが)1位になっていたのでうれしかったです。発売した時はそんなことなかったので……。

ーー書籍『いつか中華屋でチャーハンを』の収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
麻婆春雨の話は残念ながら書籍には入っていないのですが、連載のきっかけになった中華料理屋さんのカレーの話や、それぞれの話の補足的なエピソーどなど、描き下ろしがたくさん収録されています。
電子版はフルカラー、単行本は4色・2色・1色が混ざったすごく変な装丁になっているので、それぞれ楽しめると思います。
惜しむらくは「すぐに捨てられる帯」にしようと思って作った帯が、デカすぎて表紙カバーということになってしまったことです。中華料理屋さんでチャーハンを食べている私の父の写真が本来の表紙です。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
基本的にWebメディアで一度掲載した作品をTwitterに再投稿しているだけなんですよね。掲載時はあまりウケなくても、Twitterだと反響があることが多々あるので……。
「これあんまりウケなかったな~」とか、不安になったら、またTwitterに投稿すると思います。Twitterに投稿しなくても楽しんでもらえるマンガが描けるように頑張りたいです。
(マグミクス編集部)