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『呪術廻戦』両面宿儺が伏黒恵を目にかける理由を考察「お気に入り」なのか?

原作マンガ・アニメともに大きな盛り上がりを見せている『呪術廻戦』。未だ明らかになっていない伏線や謎のなかでも、「なぜ両面宿儺が伏黒恵を目にかけているのか」に注目してみました。宿儺が体を共有している虎杖より、伏黒の動向を意識している理由とは何なのでしょうか。

『呪術廻戦』の魅力は考察しがいがある謎の多さ

TVアニメ『呪術廻戦』前半クールOPより伏黒恵 (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
TVアニメ『呪術廻戦』前半クールOPより伏黒恵 (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

 原作マンガ・アニメともに大きな盛り上がりを見せている『呪術廻戦』は、考察しがいのある謎の多さも魅力でしょう。なかでも、メインキャラクターのひとりである呪術師・伏黒恵に注目します。伏黒はなぜか両面宿儺に目をかけられていますが、その理由に注目が集まっています。

※これ以降、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

 虎杖悠仁の体に受肉した両面宿儺は、屍蝋の呪物となりさまざまな呪いを引きつけて悪化させる存在です。「呪いの王」と呼ばれ圧倒的なパワーを持つ彼にとって、「己の快・不快のみが生きる指針」。体を共有している虎杖の生死すら気に留めていない様子でした。そんな宿儺が「唯一の好奇」を向ける相手が伏黒なのです。

 なぜ伏黒が宿儺のお気に入りなのか、未だ理由は明らかになっていません。しかしファンの間では「宿儺は伏黒を使って蘇るつもりなのでは?」という考察も。これは伏黒の術式が鍵を握っていました。

 伏黒が使う術式「十種影法術」は、日本神話の「十種神宝」をモチーフにしていると考えられています。「十種神宝」とは天照大神から授かったとされる十種類の宝物のこと。歴代の十種影法術師で調伏できた者はいないと言われていた「八握剣異戒神将魔虚羅」も、「十種神宝」の「八握剣」がモデルと想定できます。

 そこで注目したいのが「十種神宝」のひとつ、死者を蘇らせることができる復活の神宝「死返玉」。伏黒が使役するなかに「死返玉」の能力を持つ式神がいた場合、宿儺はその術式によって肉体の復活が可能です。はじめは虎杖を通して復活を望んでいたかと思われましたが、虎杖ではなく伏黒経由で蘇ろうと考えているのかもしれません。

 ネット上でも「伏黒を利用するつもりなら、虎杖の生死に頓着していないことにも合点がいくよね」といった声が。また「死返玉を使えば死んだキャラもワンチャン復活するかもしれない」という期待も寄せられています。

(マグミクス編集部)

【画像】両面宿儺が伏黒に意味深な言葉をかけた回を収録

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