『鬼滅の刃 遊郭編』振り返り視聴で堪能したい、宇髄天元のかっこいい5つのポイント
1コマずつ見たい! 激しく美しい戦闘シーン
●激しくも美しい戦闘シーン
「遊郭編」の激しくも美しい戦闘シーンに、「劇場アニメ越えの神作画」という驚きと称賛の声が多く聞かれました。「1コマずつコマ送りにして見なければ目がついていかない」と言われるほどのスピード感、画面に収まりきらない迫力、圧倒的な美しさ……。堕姫のなかからもう1体の鬼・妓夫太郎が現れ、戦闘の激しさを増すと、ますます目が離せなくなりました。
『鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐』では、煉獄さんは天元の印象を「剣技の軌道が美しい! 忍を初めて見た! 感動! 妻がちょっと多すぎる!」と語っており、アニメ第8話の次回予告でも「おまえの剣技は美しい!」と笑顔で語っています。
また、同じく『鬼殺隊見聞録・弐』に収録された「特別書き下ろし漫画(1)」では、切られ心地について妓夫太郎も「動きの全てに細かな技巧があるなああ」と認めていました。
圧巻はアニメ第10話で、口にくわえた刀で炭治郎を庇うシーンからの、「『譜面』が完成した!!!」「勝ちに行くぞォオ!!!」のアニメオリジナルシーンです。天元の描いた譜面が表現され、妓夫太郎の攻撃がすべてはじかれます。ここも1コマずつの視聴が必須の神シーンと言えるでしょう。何度でもかみしめながら見たい、激しくも美しい戦闘シーンは、超絶かっこいい天元を堪能できる「遊郭編」のお宝です。
●セクシーな指先
天元が戦闘に使用する火薬玉は斬撃のわずかな摩擦で着火し、ド派手に轟音を響かせます。この火薬玉を挟む天元の指先が、とんでもなくセクシーなのです。「手フェチ、指フェチ」な女性は意外と多く、彼女たちは男性の手や指に色香や包容力、力強さを感じると言われています。天元の場合、キレイに手入れされた爪と火薬玉を器用に挟む繊細な指が男の色香を感じさせ、女性のハートをくすぐるのでしょう。
さらに、音の呼吸の技は天元の驚異的な走力や跳躍力をともなうもので、アニメ第7話で見せた後方上空に飛びながらの火薬攻撃では、ほんの一瞬映る手を広げた姿が超絶かっこよく、視聴時は一瞬たりとも気を抜いてはいけないことを思い知るシーンです。
一方で、天元と3人の妻たちが宇髄家の墓参りをするシーンでは、雛鶴の髪についた桜の花びらを取る彼の手の大きさに包容力を感じ、雛鶴と一緒にドキドキしてしまいます。見直し視聴では、パーツに注目して天元のかっこよさを感じるのもアリではないでしょうか?
●笑顔のバリエーション
「遊郭編」では、天元と炭治郎たちとの出会いから遊郭潜入までの間にコミカルなシーンが多く、天元についてもさまざまな表情を見ることができます。なかでも彼のかっこよさを見られるのが「笑顔」です。
額から血を流しながら、「ま、一筋縄には、いかねぇわな」と火薬玉の攻撃でも無傷だった妓夫太郎と堕姫を前に見せた不敵な笑み。天元の生きる道に理解と感謝を示したお館様・産屋敷耀哉(うぶやしき・かがや)を思い浮かべたときの微笑み。「生まれた時から特別なやつだったんだろうなぁ。選ばれた才能だなぁ」と天元をねたむ妓夫太郎に見せた、自嘲も含んだ暗い笑い。そして、「人間様を舐めんじゃねぇ!」と、自らと炭治郎たちを鼓舞するために見せた、怖いもの知らずのガハハハ笑い。どれも印象に残る笑顔です。
アニメ第11話では、禰豆子の血鬼術で毒が消され、一命をとりとめた天元に3人の妻たちが泣きながら抱きつき、それを愛おしそうに見ての微笑みや、助っ人に来た蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ・おばない)に見せた、いたずらっ子のような笑み、大けがをした身体を3人の妻たちに抱えられて歩きながら、「ああ。凱旋しよう。派手にな」と、歯を見せて笑った顔……の笑顔が一気に見られます。
これまでの苦悩や葛藤をともに乗り越え、4人で一緒にいられる幸せを感じているのが伝わってきて、天元は素敵でかっこいいし、幸せなのに涙がこぼれてしまうラストは、何度も見直したいシーンです。
その他、刃先を持って刃を伸ばし、妓夫太郎の頸(くび)を斬ろうとするシーンや「竈門炭治郎! お前に感謝する!」と、妓夫太郎の後ろから襲い掛かるシーンなども超絶かっこいい天元を見る極上シーンでしょう。あなたのお気に入りはどのシーンですか?
(山田晃子)
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記
※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記