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ジャンプ「不死身敵キャラ」の対処法いろいろ 納得のオチを生み出した発想力に脱帽!

読者を絶望させるほど強い、「不死身敵キャラ」たち。作者としては、登場させたらオチのつけ方に悩むこと間違いなし……「週刊少年ジャンプ」に登場した「不死身敵キャラ」がいったいどうやって対処されてきたのかを紹介します。

オチのつけ方が悩ましい「不死身敵キャラ」の存在

著:冨樫義博『幽☆遊☆白書』電子版第12巻(集英社)
著:冨樫義博『幽☆遊☆白書』電子版第12巻(集英社)

 バトル系のマンガでたびたび登場する敵の「不死身キャラ」。どんな物理攻撃をしても倒せない強敵であり、これを出せば簡単に絶望感をあおる展開にはできますが…その一方、読者が納得のいくオチをつけるのは至難の業と言えます。

 実際に連載された作品のなかで、「不死身キャラ」の対処法にはどんなパターンがあったでしょうか? この記事では、「週刊少年ジャンプ」で人気を博したバトル作品のなかから、そのパターンの数々をご紹介していきます。

●『ジョジョの奇妙な冒険 第2部』カーズ…宇宙へ飛ばす

 もっとも有名な「不死身キャラの対処法」といえば、これではないでしょうか。『ジョジョ2部』のラスボスであるカーズは、物語のキーアイテム・赤石を手に入れたことで「究極生命体」に進化。本来の弱点である太陽光を克服し、主人公・ジョセフの「波紋」も通じなくなってしまいます。

 火山のマグマのなかに落として倒そうと試みるも、それでも死なないという驚異の生命力。どうすればいいんだという絶望的な状況に陥ります。

 そして最終的に行われた対処法は、「宇宙へ飛ばす」というもの。大噴火によって岩盤ごと空高くまで吹き飛ばし、さらに無数の火山弾に追い打ちをかけられ宇宙空間へ。それでも死なないカーズは凍りつき、身動きがとれない状態となったのです。

-カーズは-
2度と地球へは戻れなかった・・・。
鉱物と生物の中間の生命体となり 永遠に宇宙空間をさまようのだ。
そして 死にたいと思っても死ねないので
-そのうちカーズは、考えるのをやめた。

 この有名なナレーションによって、カーズの結末が描かれています。「倒せないなら地球外へ飛ばせばいい」。斬新かつ興奮できる素晴らしいオチのつけ方でした。

●『幽☆遊☆白書』戸愚呂兄…永遠に幻覚を見せる

『幽☆遊☆白書』のなかでも人気の高い敵キャラ「戸愚呂兄弟」。背が小さい兄のほうは、身体を自由自在に変形させることができ、脳や臓器も移動させることが可能。そして驚異の再生能力を持っています。身体が粉々になろうが再生しているため、もはや脳や心臓がどうこうというレベルではありません。さらには、たとえ身体を食べられ、取り込まれてしまっても、逆にその人物を乗っ取ってしまうという生命力。まさに不死身と言えるでしょう。

 結局どうやって対処されたのかというと、「邪念樹」という魔界植物。「エサ」に幻覚を見せおびき寄せて寄生するという、恐ろしい植物です。「邪念樹」はエサが死ぬまで離さない性質を持ちますが、戸愚呂兄は不死身。したがって、永遠に幻覚を見つづけることとなったのです。今も苦しみ続けていることを思うと、なんと恐ろしい結末でしょうか。

【画像】「ジャンプ」の不死身キャラ(4枚)

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