【漫画】貧乏のふりをして人の心を探ると? おにぎり1つで「幸福」が訪れた物語が深い
あるところに「幸福」がいました。彼女は「人に幸福を分けてあげよう」と考え、人の心を知るために「貧乏」のふりをして、いろいろな家を訪ねてまわることにしました。すると「貧乏はこめんだね」と追い払われ……。島崎藤村原作の、あまいろさんのマンガが「深い」と反響を呼んでいます。
幸福とは何か? シンプルだけど深い作品

あるところに「幸福」がいました。「幸福」は、「人に幸福を分けてあげよう」と考え、人の心を知るために「貧乏」のふりをすることにしました。「私は貧乏です」と名乗りながらいろいろな家を訪ねてまわると、「貧乏はこめんだね」と追い払われ……。
あまいろさん(@tentijin11)によるマンガ『幸福』がTwitterで公開されました。本作は島崎藤村の同名作品を原作としたもので、人の心や幸福とは何かについて考えさせられるストーリー。
読者からは「深いなあ」「いい話」「素敵」「人を救うことで人は幸福になるらしい」「ほっこりした」「今だからこそ見るべきマンガ」などの声があがり、Twitter投稿は3万いいねを超える反響がありました。
作者のあまいろさんに、お話を聞きました。
ーー『幸福』のお話は島崎藤村の同名作品が原作ですが、今回マンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。
私は物語を展開させるのが苦手なんです。そこで、それを身につけるにはどうすればいいんだろう? と考えました。とりあえずは模倣から始めよう。シンプルな童話をマンガにしよう。という結論に至り『幸福』を描くことにしました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「人を救うことで人は幸福になる」というコメントが印象に残ってます。私も原作を読んで、まず感じたのはこれでした。このテーマがうまく伝わってくれて安心しました。

ーー電子書籍『今日も死ねませんでした』が3巻まで発売中です。お話のあらすじや見どころなどをご紹介いただけますか?
『今日も死ねませんでした』は、学校に行けなくなった少年が学校へ行けるようになるお話です。家族や親戚、クラスメイトなど脇役にも個性的なキャラを配置してるので、そこも楽しめる作品になってます。暇つぶしに読んでいただけたらうれしいです。
ーー現在のご活動内容について教えて下さい。
今は連載が終わって毎日暇にしてます(笑)。マンガのお仕事を随時募集してますので、何かありましたらどうぞよろしくお願いいたします。
(マグミクス編集部)