「悪役令嬢モノ」おすすめ作品3選!コミカライズされたばかりの新作をタイプ別に紹介
ここ数年、「悪役令嬢」を題材にした作品がブームになっています。「気になるけど数が多すぎて、どこから手をつけたら良いのか……」と悩む方も多いはず。今回はそんななかで、最近になってコミカライズしたばかりの「悪役令嬢」マンガをご紹介します。
そもそも「悪役令嬢」モノってどんなジャンルなの?

「悪役令嬢モノ」という言葉を最近耳にしたことがあるけれど、「具体的にどんなジャンルなのかよく知らない」「気になるけど数が多すぎてよくわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そもそも「悪役令嬢モノ」とは、本来物語のメインではない悪役令嬢を主軸にした作品の総称です。基本的に「皇太子と婚約している地位の高い令嬢」が悪役令嬢とされる場合が多く、定番として皇太子は婚約者ではないメインヒロインに心奪われていきます。その結果、ふたりの恋の邪魔になる婚約者の令嬢が、悪役令嬢になるのです。「悪役令嬢モノ」は、その悪役令嬢が悪戦苦闘しながら己の破滅を回避しようとしたり、逆にメインヒロインや皇太子たちに仕返ししたりする、いわゆる「ざまぁ展開」が楽しめるのが特徴です。
そんな「悪役令嬢モノ」にはいくつかパターンがあるので、今回は各パターンと、該当するおすすめ作品をご紹介します。
パターン1 王道の「転生系」:『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります: ざまぁRTA記録24Hr.』
まず紹介するのが、「転生系」です。これは嫉妬のあまりヒロインをいじめていた悪役令嬢が、ひょんなことから前世を思い出す、という物語のパターンです。そして今自分がいる場所こそ、前世の自分がかつて楽しんでいたゲームのなかの世界だということを思い出す展開も、よくあります。
基本的に、悪役令嬢の末路は処刑や国外追放といった破滅のみ……。いかにして、そんな過酷な運命を回避するのかが「転生系」のキーとなります。「転生系」でおすすめしたいのが、『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります: ざまぁRTA記録24Hr.』です。
婚約破棄をされる前日に、前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢・アレクサンドラ。婚約者である王太子・アルフォンソの心は、自分ではなく、男爵令嬢であるルシアに注がれています。アレクサンドラはそのことが気に食わず、直接手を下さずに、ルシアがいじめられるように仕向けるなど、まさに悪役令嬢さながらの態度をとってきました。
そして、気がつけば周りには自分の味方は残っておらず、黙っていれば明日には大勢の前で断罪され、辱めを受けながら婚約破棄されることになるのです。そんな末路を回避するため、アレクサンドラは残り1日で「破滅フラグを全て潰してやろう」と動き始める……というのがあらすじです。
同作品は単行本発売前ですが、24時間という区切りがあるのでゴールが見えやすく、その短い間に全てのフラグをへし折っていく展開がテンポ良く描かれているのが見どころです。