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マンガの毒使いキャラ4選 「卑怯」のイメージを覆す、見事なかっこよさ!

バトルマンガでなどで描かれる「毒」を使うキャラたち。「毒を盛る」という手段はどうしても卑怯に感じがちですが、これも立派な武器であり技術です。今回は、特に強くてかっこいい「毒使い」キャラを紹介します。

インペルダウンを毒で統治する恐怖の署長

「藤の花の毒」を自在に操り鬼を倒す胡蝶しのぶが表紙の、『鬼滅の刃』6巻(集英社)
「藤の花の毒」を自在に操り鬼を倒す胡蝶しのぶが表紙の、『鬼滅の刃』6巻(集英社)

「毒を盛る」という戦闘手段は、卑怯なイメージになりがちですが、マンガにはかっこいい「毒使い」キャラも多数出てきます。今回は、特に強力な毒を持つキャラたちをご紹介します。

●『鬼滅の刃』胡蝶しのぶ

『鬼滅の刃』に出てくる「蟲の呼吸」の使い手、蟲柱の胡蝶しのぶ。彼女は身長151cmで体重37kgとかなり軽く、柱のなかではいちばん非力で鬼の頸(くび)を切断するだけの筋力もありませんが、その代わりに鬼の大きな弱点である「藤の花の毒」を使います。日輪刀に毒を仕込んでおり、頸を斬れない代わりに柱のなかでも最速の突き技で鬼に毒を食らわせるのです。彼女の日輪刀は鞘に納める動作で使う毒を変えられるようになっており、毒や薬に関する膨大な知識も持ち合わせています。

 初登場では那田蜘蛛山(なたぐもやま)の累(るい)の家族・姉蜘蛛を相手取り、毒で苦しんで死なせるだけでなく言葉でも彼女をいたぶるなど、性格面でも「毒っ気」たっぷりな一面を見せていましたが、本来は優しい女性です。TVアニメでのしのぶは、まだ実力の一端しか見せていません。彼女が柱として、そして「毒使い」としての本領発揮を発揮する場面が描かれるのは、まだまだ先のこととなりそうです。

●『ONE PIECE』マゼラン

 大ヒットマンガ『ONE PIECE』の「インペルダウン編」でルフィたちの前に立ちはだかった、インペルダウンの署長・マゼラン。脱獄不可能と言われた超厳重な海底監獄のなかでも、最大の障壁といえるのが、彼の凶悪過ぎる「ドクドクの実」の能力です。その名の通り、マゼランは普段から毒入りの食事を食べており、戦う際は毒の強さや種類、気体、液体、ゲル、固体などの形状まで自在に操って攻撃できます。溜息や唾まで毒なので、接近すら難しく、彼と戦ったルフィは死の淵まで追い詰められました。

 ただし、その毒まみれの生活は自身にも被害を及ぼし、毎日下痢で10時間はトイレにこもらなければならないという重い副作用をもたらしています。実質稼働時間は1日4時間ほどと説明されていましたが、「黒ひげ海賊団」ですらまとめて相手取り、圧倒するほどの実力者なので、それだけでも十分なのでしょう。毒だけでなく、責任感も強く、部下思いで、指揮能力も高い頼れる男でもあります。マゼランはルフィたちを逃がした一件で、副署長へ降格となっていますが、いずれまた強敵として再登場しそうです。

マンガでよく出てくる「毒手」は、危険すぎ?

グルメ細胞からフルコースまで毒づくしの美食四天王・ココが表紙の『トリコ』2巻(集英社)
グルメ細胞からフルコースまで毒づくしの美食四天王・ココが表紙の『トリコ』2巻(集英社)

●『バキ』柳龍光

 柳龍光とは、板垣恵介先生による格闘マンガシリーズ第2部『バキ』の「最凶死刑囚編」に登場した男です。かつては達人・渋川剛気の左目を潰したほどの強者であり、身長は小柄ながらも、「空道」と呼ばれるさまざまな技を駆使して刃牙たちの前に立ちはだかりました。

「鞭打」や「暗器」も強力ですが、柳の最大の武器はその手から繰り出す「毒」です。ひとつ目は掌のなかに真空区間を作り出し、「酸素濃度6%以下」の気体を相手に吸わせて失神させる「空掌」。そして、もうひとつは、さまざまな毒物を混ぜた「毒砂」に手を入れ、洗薬で洗うことを繰り返して手に入れる「毒手」です。柳の師匠・マスター国松によると、「肉も骨髄も腐る」ほどの毒だそうです。

 柳は序盤で「空掌」によって刃牙を一撃で失神させ、再戦で負けはするものの、その毒手は刃牙を死の寸前まで追い込みました(その後、刃牙は中国でもうひとりの毒手の使い手・李海王と戦って毒が「中和」されます)。柳は死刑囚たちのなかでも、技量、殺傷能力は飛びぬけていましたが、最終的には公園で本部以蔵に敗れ、範馬勇次郎にとどめを刺されました(顎を砕かれ、左手は義手になるが生存)。

 ちなみにこの「毒手」は、会得するまでの手段や威力はそれぞれ異なるものの、『魁!!男塾』の影慶や『闘将!!拉麺男』の蛾蛇虫(がだむ)などの他作品のキャラも使っています。少林寺拳法に実在する「奇拳」と言われていますが、身に着ける方法も身に着けた後も使い手本人にとって危険すぎる技といえるでしょう。

●『トリコ』ココ

 グルメバトルマンガ『トリコ』の美食四天王のひとり・ココは、その甘いマスクとは裏腹に、全身に猛毒が蓄積されている「危険生物」です。500種類以上の毒を短期間に摂取できる特殊体質で、毒をマシンガンのように連射したり、凄まじい強度の毒の槍や刀を駆使したり、大量の毒で作った「毒人形」を操ったりと、毒に関する技を数十種類見せており、その汎用性は底知れません。

 ココの体にはかつて巨大惑星を支配したグルメ細胞の悪魔「ポイズンデビル」が潜んでおり、パワーアップした結果、自信の毒で相手を中毒症状にして配下に置くことまでできるようになりました。また、毒の能力だけでなく視覚も優れており、相手に宿る赤外線や紫外線・電磁波を読み取って運勢を占うこともできます。

 ちなみに彼の「フルコース」のドリンク「アトム」は、グルメ界にある雲の火山「クラウドマウンテン」から噴火したマグマが宇宙の大量の有毒物質を吸って落ちてきたものであり、ココと毒料理の達人・タイランがなんとか調理して飲めるようにしたものです。おそらくとんでもなく美味しいのでしょうが、どんな味なのか、ちょっと想像がつきません。

(マグミクス編集部)

【画像】近づくのも怖い!?強すぎる「毒使い」たち(4枚)

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