マグミクス | manga * anime * game

『ダイの大冒険』ついにアバン復活! 当初、打ち切り想定で「死んだまま」の予定だった?

2022年4月16日放送の『ダイの大冒険』で劇的な再登場を果たしたアバン。これからの活躍が楽しみな人も多いことでしょう。しかし、本来は死んだままの予定だったと言います。アバンが復活したその理由とは!?

アバンの名前の意外な由来とは?

アバンが表紙を飾る 原作:三条陸、マンガ:稲田浩司『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』新装彩録版第19巻(集英社)
アバンが表紙を飾る 原作:三条陸、マンガ:稲田浩司『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』新装彩録版第19巻(集英社)

 2022年4月16日放送のアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』第73話「炎の中の希望」で衝撃の展開がありました。それは死んだと思っていたアバンの復活です。ファンのなかには、そんなこと27年前から知っているという方もいるとは思いますが、あくまで今回のTVアニメのお話なのでご容赦ください。

※本作はすでにマンガ原作は完結していますが、TVアニメではじめて視聴する方のため、TVアニメで放送された部分だけで記事にしています。

 どうしてアバンは生きていたのか? 今まで何をしていたのか? ……そういった話は今後のTVアニメの展開で語られることになるので、ここでは別の角度から見たアバンについてご説明しようと思います。

 アバンの名前の由来はフランス語の「avant」。日本語で「前の〜」という意味。よく番組などでタイトル前に入る個所を「アバンタイトル」と言いますが、それが語源というわけです。先代の勇者という意味としてはふさわしい名前かもしれません。

 これに雑誌連載時に流行していたミニ四駆のアバンテJrをフランス人風の名称にして、フルネームが「アバン=デ=ジニュアール3世」になりました。本作では珍しいフルネームを持ったキャラです。

 ちなみに公式では語られていませんが、もうひとつの名前のモチーフが「宇宙刑事」。ギャバンやシャリバンなどではないかと考察されています。その理由が必殺技である「アバンストラッシュ」でした。必殺技の名前のパターンも「ギャバンダイナミック」や「シャリバンクラッシュ」「シャイダーブルーフラッシュ」に類似しているほか、剣の軌道がそれぞれ真上、斜め上からの袈裟斬り、真横となっていて、アバンストラッシュの下斜めからの剣技につながっています。原作者の三条陸先生は特撮にも詳しいことが、この説に信ぴょう性を与えていました。

 アバンの退場劇は初期の出来事で、まるで打ち切りのような速度での進行でしたが、これも三条先生の計算だったそうです。本作が10週で打ち切られることを想定して、そこにクライマックスを持っていって構成していたからでした。つまり仮に連載が打ち切りになっていればアバンの復活はなかったわけです。

 ちなみに連載時の10週目は、ダイとポップがデルムリン島を旅立つ話で、連載が10週打ち切りだったら本作はピッタリここで終了していました。しかし、その危惧は外れて、この10週目は巻頭カラーというポールポジションでの掲載となっています。

 そして連載時のアバン復活は、それから約5年の月日が経っていました。正直、当時の読者のほとんどがアバン復活を考えておらず、その再登場には偽物説や幻影説も上がっていたほどです。しかも、この時のアバン再登場は年末最後の発売の号で、多くの読者が翌年の新年号発売まで真相がわからず悶々とした正月を過ごしていたと単行本で語られていました。そう思うと、今回のトラブルによる放送延期はその時の再来かもしれません。

【画像】メガネを外した、若き日のアバン先生(4枚)

画像ギャラリー

1 2