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『鬼滅の刃』不死川玄弥の素顔が見られるシーン4選 意外と真面目でカワイイ!?

兄、実弥への思いは伝わるのか!?

●兄ちゃん(=実弥)への思い

「刀鍛冶の里編」に続く「柱稽古」では、玄弥は実弥と再会を果たしますが、実弥は玄弥を弟と認めず、剣士としての玄弥も完全否定。まったく相手にもしなければ、話を聞こうとすらしませんでした。ところが玄弥が鬼喰いのことをつぶやくや、実弥の目がさらに険しさを増し、本気の目つぶしを仕掛けてきたのです。炭治郎のとっさの行動で玄弥は実弥の攻撃を避けますが、その後、争いは兄弟げんかにとどまらず炭治郎、たまたま居合わせてしまった善逸も巻き込んでの乱闘となります。炭治郎は鬼の形相の実弥とやり合い、玄弥は、兄のことを「異常者」と言った善逸に殴りかかり……。

 この騒動で玄弥と実弥が話し合ったり仲直りしたりすることはできませんでしたが、玄弥の兄への想いや一生懸命さは実弥にも読者にも痛いほど伝わりました。さらに、この時の実弥の尋常ではない怒り方から、実弥の不器用な愛情も感じられます。

「兄ちゃん、大好きだよ」という、たったひと言を伝えたい……そんな兄を慕う玄弥の思いがかなうのは、まだ先になります。

●玄弥のかわいさ

 無惨との最終決戦を前に開かれた柱稽古では、各柱の性格が垣間見られる訓練シーンや炭治郎を含む一般隊士たちの食事シーン、語り合いといった、穏やかで深いシーンを見ることができます。

 前述の兄とのけんかの後、岩柱・悲鳴嶼行冥に叱られて謹慎していたという玄弥は、以前とはうってかわって素直で穏やかな様子で、炭治郎にもけんかに巻き込んでしまったことを謝ってきます。さらに、巨岩を動かす訓練に手こずっている炭治郎に「反復動作」も教えてくれ、「悲鳴嶼さんも教えるの上手くねぇからな よく見て盗まねぇと駄目だぞ」と真面目な一面を見せています。そして、「そうそう南無南無(なむなむ)言ってるだろ」と、かわいい口調で答えたりもしていて、玄弥ファンのキュンポイントです。

 これまで善逸の女好きデレデレや炭治郎や伊之助の無頓着ぶりを見てきただけに、異性に対してモジモジ顔を赤らめる玄弥には初々しさを感じますし、思ったより悪い奴じゃないのも分かります。

(山田晃子)

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